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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本近代文学界をになった作家たちの興味尽きない人物像,
By あおばずく (静岡) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 新編 同時代の作家たち (岩波文庫) (文庫)
広津和郎は大正から昭和にかけて活躍した作家・評論家。特にその文学評論は評価が高い。晩年は十余年にわたって松川裁判闘争に尽力。被告全員の無罪をかち取るのに大きな役割を果たした。「同時代の作家たち」は彼の文壇生活にかかわりのあった作家15人についての覚書きである。15の短編の中で折にふれて広津の眼に映った芥川龍之介、宇野浩二、志賀直哉、牧野信一などの興味深い一面が、辛辣ではあるが言いようもなく暖かさを含んだ筆致で語られている。なかでも発病した宇野浩二を見舞いながらまもなく自殺を遂げた芥川龍之介を悲痛な思いで追憶した「あの時代」や、文学者ではないが、大正のアナーキスト大杉栄との一夜の淡い交流を描いた「その夜の三人」などが印象に残る。巻末の紅野敏郎の解説も良い。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本文壇史の先駆け,
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レビュー対象商品: 新編 同時代の作家たち (岩波文庫) (文庫)
伊藤 整 の日本文壇史は、定評があるがその先駆けとしての広津の役割は大きいと思う。同時代に、作家の素顔や思考などが手に取るようにかけていて、また本人が関与したというので事実が迫るものがある。 文章も、適格、簡明で、ある種のルポルタージュのような感動があり、文学的な感動がある。 文壇一側面、小説と、このような思い出とがうまく混ぜ合わさり、より良い濃くかを挙げているし、とにかく大正の文壇の雰囲気が、 手に取るようにわかる。 田山花袋の東京の30年と合わせて読むと、時代がどのように流れてきたかわかる。
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