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新編 みなかみ紀行 (岩波文庫)
 
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新編 みなかみ紀行 (岩波文庫) [文庫]

若山 牧水 , 池内 紀
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

幾山河越えさり行かば-歌人若山牧水(1885-1928)といえば,旅と酒.彼はしばしば旅に出た.旅先で歌を詠み,紀行文を書いて生活の資とした.信州から上州へ.旅は山道も厭わず実によく歩き,知友を訪ねては酒を飲む.1人旅を好んだが淋しがりやらしい.仄かなユーモアが好ましい上質の紀行文集.(解説=池内紀)

登録情報

  • 文庫: 266ページ
  • 出版社: 岩波書店 (2002/3/15)
  • ISBN-10: 4003105222
  • ISBN-13: 978-4003105221
  • 発売日: 2002/3/15
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By @poor work トップ500レビュアー
形式:文庫
ふっとどこかに出かけると、行く先々で見かける若山牧水の歌碑。

こうそこかしこに置かれると、いい加減食傷気味で興醒めの感すらある。

いや、何も牧水が歌碑を立ててくれと頼んだわけじゃないことは、わかっている。

わかっているけど、でもしかし。

そんなこんなで、牧水は敬遠していた。

でも、ひょんなことからこの本を手に取ってみました。

読んでみたら・・・

面白い。

紀行文学は、ともすればその場所の地誌を淡々と綴ることに終始してしまい、

読み終わってみたら案外何にも頭に入ってない、ということもよくある。

でも、この本は牧水の触れた風景が、そのまま自分の肌に伝わってくるかのようだ。

雨上がりの湿気を含んだ風のにおい、空の底を切り取る山の端の色、

ひんやりと頬を濡らす滝のしぶき・・・

まざまざと五感を呼び覚まされるように感じる。

一生懸命頭に入れよう、入れようとしなくても、まるで自分が牧水と一緒に

その地を歩いたように、その風景が脳裏に刻まれてゆく。

その感性、そしてそれを描ききる筆力に舌を巻いた。

忘れられない一冊になってしまった。
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3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
ひと月前に出た、藤村の「千曲川のスケッチ」を読んだときにも思ったことですが、私たちはなんと多くのことを忘れてしまったのだろう、と思います。
時代が進むということは、多くの貴重なものを振り落としてしまうことではないか、と思わされます。
ただのノスタルジーなのでしょうか? 私にはそうは思えません。何かをもういちど思い出すために辿りなおす道が、ここにあるのだと思います。
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