出版社/著者からの内容紹介
『源氏物語』に先行する、日本文学の原点とも呼べる作品が、最良の底本(前田家本)を得て、初めての完全な注釈本となる。第三冊には、「国譲上」巻から「桜の上下」巻までを収録。全三冊、いよいよ完結。
『うつほ物語』の名は、『源氏物語』に先行する、わが国現存最古の長編物語として、つとに知られていたが、名のみ高く、実際にはあまり読まれることがなかった。今回、最良の底本といわれる「前田家本」を本文に採用し、『うつほ物語』研究では第一人者といわれる中野幸一氏により、初めて一般の人にも読める注釈本として発刊されることができた。異界漂流と秘琴伝授で始まったこの物語は、ヒロインあて宮の入内をめくる恋のストーリーを経て、第三冊では国権の継承と、秘琴の伝承が、物語のテーマとなっている。「国譲上」巻から「楼の上下」巻までの五巻を収録。詳細な注と、初めての完全な現代語訳がついて、誰でも読み通すことができる。全三冊、いよいよ完結。
<シリーズ説明>
第一期48巻には、日本を代表する古典、日本人としてぜひ読んでおきたいベーシックでポピュラーな作品を収録。上段に頭注、中段に原文、下段に現代語訳と同一ページにすべてを配した読みやすい3段組みです。注番号や見出し、有職図版、鑑賞注などは見やすい色刷りに。原文は最良の底本を使用、校注者には最高の執筆陣を動員。なめらかな現代語訳、現在通行の字体で表記した原文、わかりやすく、しかも原文の感動が伝わります。巻末には、作品の成立や時代背景などを解説、さらに地図・系図・年表・索引なども充実させました。( )内は校注・訳者。
第二期40巻には、中古、中世、近世にわたり、日本人としてぜひ読んでおきたい珠玉の名作をバランスよく選びました。長い歳月を読み継がれてきた文学作品の魅力を余すところなくお届けします。いまいちばん新しく、いちばん読みやすい古典文学全集であると同時に、あなたの、そして次世代への価値ある知的財産でもあります。上段に頭注、中段に原文、下段に現代語訳と同一ページにすべてを配した読みやすい3段組です。注番号や見出し、有職図版、鑑賞法などは見やすい色刷りに。原文は最良の低本を使用、校注者には最高の執筆陣を動員。なめらかな現代語訳、現在通行の字体で表記した原文、わかりやすく、しかも原文の感動が伝わります。巻末には、作品の成立や時代背景などを解説、さらに地図・系図・年表・索引なども充実させました。( )内は校注・訳者。未刊分は予価。
★うつほ物語(1)(中野幸一)ISBN658014
◆うつほ物語(2)ISBN658015
◆うつほ物語(3)
★落窪物語・堤中納言(三谷栄一・三谷邦明・稲賀敬一)ISBN658017
★和漢朗詠集(菅野禮行)ISBN658019
★浜松中納言物語(池田利夫)ISBN658027
◎狭衣物語(1)(小町谷照彦・後藤祥子)ISBN658029
◆今昔物語集(1)(馬淵和夫・国東文麿・稲垣泰一)ISBN658035
◆今昔物語集(2)ISBN658036
◆今昔物語集(3)
◆今昔物語集(4)
★住吉物語・とりかへばや物語(三角洋一・石埜敬子)
◎松浦宮物語・無名草子(樋口芳麻呂・久保木哲夫)ISBN658040
◆将門記・陸奥話記・保元物語・平治物語(矢代和夫・柳瀬喜代志・松林靖明・信太 周・犬井善濤)
★神楽歌・催馬楽・梁塵秘抄・閑吟集(臼田甚五郎・新間進一・外村南都子・徳江元正)ISBN658042
◆建礼門院右京大夫集・とわずがたり(久保田淳)ISBN658047
内容(「BOOK」データベースより)
あて宮腹の皇子の立坊は?過熱する藤原氏と源氏の政争のなか、仲忠は、祖父俊蔭から継承した秘琴の技を愛子いぬ宮に伝授するため、新造の楼にこもる。芸能の伝承と国権の継承。二つの流れが、今ここに統一。スケール豊かな平安文学の金字塔、全三冊、完結。