本書は、駿台で化学を長年教えている石川正明工学博士(京都大学)による本格的演習書。
問題の難度と解説の内容の深さにおいて、高校化学の演習書の中では最高峰の一冊。
高校や予備校の通常の授業や通常の問題集を数段階掘り下げた内容で、いわゆる「考える化学」「理解する化学」を実現するためには素晴らしい本。
本書の問題に取り組み解説を理解することで、未知の問題を解決する力を養える。そして今まで丸暗記していた内容の論理的理解が可能になるだろう。
しかし、本書の演習問題内容は極めて高度であるゆえ、『理系標準問題集化学(駿台文庫)』やセンター試験の過去問などで大学入試の標準程度の問題を解く力を養った上で、本書に取り組むことが必要。
従って、他教科の学習が順調な受験生や入試化学で他の受験生に大きく差をつけたい受験生にはお薦め致します。
各自の化学に対する情熱と他教科の勉強の進度を考慮した上で、志望大学合格に有益かつ必要な問題から優先的に取り組めばよいでしょう。