副島氏が著述業を始めたころ、約17年前の初期の作品がベースとなっています。
また、副島氏の先生である小室直樹氏の影響も強く出ているところもあります。
なんといっても17年前という時間の隔たりを感じさせない分析の数々です。
最近の著作にも通ずる将来予測の正確さ、社会情勢の分析。
時間をかけて書かれたと思われる深みのある内容、幅の広さ。
洋書を読んでいるような知的興奮冷めやらぬ書となっています。
それでも副島氏は、こんなことは政治学界では当たり前、世界の知識人界では常識と言ってのけるところもすごいです。
最近の副島氏の著作を読まれ、少しさらさらと書いているのではないか、じっくり読める本を読みたいと思っておられる方にとりましても、この本は新たに副島氏のものすごさを感じて裏切られない好著ではないかと思います。