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「善人なをもつて往生をとぐ、いはんや悪人をや」(貧しい者は幸いだ?)「親鸞は、弟子一人ももたずさふらう。」「わがこころのよくて、ころさぬにはあらず。また害せじとおもふとも、百人・千人をころすこともあるべし」「廻心といふこと、ただひとたびあるべし」「善悪のふたつ、惣じてもつて存知せざるなり。」(善悪の彼岸?)・・・
「たとひ、法然聖人にすかされまひらせて、念仏して地獄におちたりとも、さらに後悔すべからずさふらう。そのゆへは、自余の行をはげみて、仏になるべかりける身が、念仏をまふして地獄にもおちてさふらはばこそ、すかされたてまつりてといふ後悔もさふらはめ、いづれの行もおよびがたき身なれば、とても、地獄は一定(いちじやう)すみかぞかし。」
「歎異抄」は小さな本ですが、この一冊だけで理解するには大きすぎると思います。文学作品としては倉田百三の「出家とその弟子」が有名です。私自身は、吉本隆明著「最後の親鸞」を読んで「歎異抄」に親しむようになりました。
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