ファンタジーには、ハイ・ファンタジー(ハード・ファンタジー、もしくはアダルト・ファンタジー)と呼ばれるものがある。指輪物語はそれだ。作者はこの作品を大人のために書いた。彼は良質なファンタジーは子供には完全には読みこなせないと考えている。彼はオックスフォード大学の英文学者で言語学者だった。古代文字への関心が強く、自分でも言語を創作した。その言語が指輪物語の世界を構築している。影響は大きく、コンピュータRPGやライトノベルには、トールキンの生み出した世界をなぞるものも多い。指輪物語の世界をなぞったものをトルキニスクと呼ぶ。闇の世界の魔王から世界を救うために立ち上がった探検者一行が未知の世界に旅立つ、という筋のもののことだ。もしかしたら、今までに夢中になったゲーム、アニメ、ラノベはほとんどトルキニスクだったのかもしれない。気になったら是非この元祖ファンタジーを読んでみるといい。影響を受けた有名人も多い。レッド・ツェッペリンの歌詞には、霧ふり山脈が登場する。エンヤも指輪物語の世界を歌った。キングは指輪物語をまねして『ザ・スタンド』を書いた。ハリー・ポッターの作者も相当これの影響を受けているに違いないと想像している。ハリーは指輪物語の主人公フロド、ダンブルドアは指輪物語の魔法使いガンダルフを意識しているのだと思う。是非その辺の真偽も自分の目で確かめてみてほしい。