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新版 悪夢のサイクル―ネオリベラリズム循環 (文春文庫)
 
 

新版 悪夢のサイクル―ネオリベラリズム循環 (文春文庫) [文庫]

内橋 克人
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

米国で過去30年、日本でも小泉政権以降“構造改革”という名で推進された新自由主義的改革。しかしその帰結は超格差社会、そして“リーマン・ショック”に始まる世界同時不況だった。本書は今日の状況を恐ろしいまでに言い当て、また未来への指針を明確に示している。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

内橋 克人
1932年神戸市に生まれる。神戸新聞社を経てフリー。ジャーナリスト・経済評論家として、時流に惑わされず本質を見抜き、半世紀以上にわたり勇気ある発言を続けている。『破綻か再生か』(94年)、『共生の大地』(95年)などでいちはやく市場原理主義への対抗思潮を展開し、『規制緩和という悪夢』(95年、共著)では規制緩和万能論を徹底的な取材で突き崩した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 文庫: 252ページ
  • 出版社: 文藝春秋; 新版 (2009/3/10)
  • ISBN-10: 4167753626
  • ISBN-13: 978-4167753627
  • 発売日: 2009/3/10
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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23 人中、22人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ホンマスくん トップ1000レビュアー
形式:文庫
昨年の金融危機からマスコミで新自由主義ということばが多く聞かれるようになりました。本書では、まず新自由主義=ネオリベラリズムを確立したアメリカの学者達の理論から系譜、市場での実践をたどっています。新自由主義が規制緩和の名のもとに、アメリカをはじめ世界中を席巻した結果、なぜ格差社会が作り出されてしまったのかを、本書ではくわしく説明しています。政治や経済が苦手な人にも、丁寧でわかりやすい文章や語句で書かれているので、とても理解しやすいです。

日本についても、具体的に誰がどのようにして新自由主義を利用し大儲けしていたのか、また、なぜ日本社会全体が、今の市場原理主義や能率第一主義に変わってしまったのかを、筆者の内橋さんは順序だてて明確に主張しています。さらに、お金には二種類あるとし、ひとつは金融経済のマネーであり、もうひとつは実質経済の金(カネ)である、と説明されています。本書では、内橋さんは一貫して反新自由主義、反マネー資本主義の立場をとられています。

内橋さんの本は、“共生の大地”、“もうひとつの日本は可能だ”、の二書を先に読みましたが、私は本書が一番わかりやすく読みやすかったでした。今回改訂版となり、内容が追加補足されたため、中身の古さを感じることはありませんでした。

日本はなぜこんな格差社会になったしまったのか!?、新自由主義とは何!?、と思っている人にぜひ読んでもらいたい一冊です。内橋さんのような、人々の共生を重んじる経済評論家も日本にいることを知ってほしいと思います。
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
「規制緩和」のいいところと悪いところがよく分かる。
また、アメリカにのっかった歴代総理大臣の判断の結果がよく分かる。
最後の章で示される、「じゃあどうすんの?」の部分はあいまいだけど
北欧の方にヒントがあることがなんとなく分かる。

格差や派遣切りや契約社員の増加理由や価格競争などの理由が
ひとつ上のフレームから眺めるとよく分かって、面白い。
面白いけど、逆に今までよくわからずに過ごしてきていたことに
少し腹が立ち、経営者や政府や学識者の判断は下品だったんだな、と思う。
このレビューは参考になりましたか?
18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By kaz-p VINE™ メンバー
形式:文庫
マネーに踊らないとは、まぬけなことだ、という具合に
「投資」ならぬ「投機」に日本中が酔っていた感のあった
2006年に、既にこういう本があったのですね。

人間の欲望に経済を無責任に同期させるしかけで、
経済に無理なアップダウンをつけ、そこから生まれる
オーバーシュートから吸い上げる利潤というのが、
本当に適切なものであったのかどうか。

このような感想も、今だからこそ、かもしれませんが。
3年前にこの話を読んでも、うなずけていたかどうか…
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