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最も参考になったカスタマーレビュー
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
古楽というものを知る上で必要な書籍の一つ,
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レビュー対象商品: 新版 古楽のすすめ (オルフェ・ライブラリー) (単行本)
音楽は耳で聴くことで理解するわけですが、個々の音楽は別として体系的にその時代やジャンルを捉える時に本は欠かせません。また内容的に確かで読みやすくないと理解が追いつきません。
本書は、あとがきにも書かれているように「1998年に日本ミュージック・ペンクラブ大賞」を受賞した書籍に「バロック期の音楽」の章を新規に書きおろして「器楽曲」と「声楽曲」に分けて執筆した増補版です。一部の間違いも改訂してあるようでより確かな内容の書籍になりました。 筆者の金澤正剛氏は国際基督教大学名誉教授でこれまで多くの音楽史関係の書籍を出版し、同様に音楽雑誌でその高名を拝見してきました。 タクトゥス(拍)と小節線の関係が18ページから記載してありますが、ポリフォニーの音楽の再現において小節線のない感覚で歌うと音楽の横への流れが違和感なく体得できるでしょう。 バッハのブランデンブルグ協奏曲第3番の第2楽章には2つの和音が記されているだけですが、それはバッハが即興演奏する場合、頭の中に音楽があることから記譜する必要がないという説明もまた参考になりました。 シャープとフラットの意味の変化の項で書かれている日本人が陥っているBフラットとBナチュラルの読みの間違い、そしてイネガルの奏法、フランス風序曲のリズムも興味を惹きました。 なお誤植の指摘を。194ページの7行目の「1812年のヘンデルの登場」はヘンデルがロンドンに移住した「1712年」の間違いです。 本書の章立てです。古楽とは何か 時代から時代へ ミューズをめぐって 古代ギリシャからの遺産 ド・レ・ミの起源 シャープとフラットの歴史 古代の楽器をめぐって バロック器楽曲の発展―ソナタ、コンチェルトそしてシンフォニア バロック声楽曲の発展―カンタータ、オペラそしてオラトリオ 音楽家になる道 忘れ去られた音楽について 即興演奏について
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