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新版 古寺巡礼奈良〈4〉西大寺
 
 

新版 古寺巡礼奈良〈4〉西大寺 [単行本]

大矢 實圓 , 道浦 母都子
5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

西大寺建立は釈迦如来像や薬師如来像ではなく、四天王像を本尊として建立された異例の寺院。女帝である称徳天皇自身によって創建された異例の寺院でもある。広大華麗な西大寺造営には女帝の思い人である道鏡という僧の意図が強く働いたのかもしれない。その後、荒廃が待っていた。が、叡尊が庶民仏教の場として再興した。そのあらわれが大茶盛である。民衆にもお茶を振舞う。こうして西大寺は今日、民衆の祈りの場として「大茶盛式」に多くの参詣者を集う。

内容(「BOOK」データベースより)

称徳(孝謙)天皇は鎮護国家への思いをこめて四天王像を鋳造、四王堂に祀られた。こうして西大寺がはじまった。ふと何かを求めたくなって―迷いなく西大寺へ。

登録情報

  • 単行本: 142ページ
  • 出版社: 淡交社; 新版 (2010/7/21)
  • ISBN-10: 4473036340
  • ISBN-13: 978-4473036346
  • 発売日: 2010/7/21
  • 商品の寸法: 21 x 14.6 x 1.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
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By 辛口
南都七大寺の歴史、美術に興味があり、色々資料を集めています。
特に西大寺は気になる寺で、これまでにも西大寺に関する本は色々読ませてもらっています。
この本で、これまで知らなかった明治維新後の苦難の時代の事を詳しく知り、興味深く読ませてもらいました。
また、図版では、これまで見た事が無かった四王堂の四天王立像の天部四躯の全身のカラー写真が掲載されていて良かったです。

ただ、その四天王立像の解説文は、甚だ問題が有ると感じました。
まず、洲浜座と邪鬼についてですが、四躯とも創建当時のものと認められていますが、この本では増長天像の洲浜座と邪鬼のみが創建当時のものと書かれています。次に天部については、四躯とも文亀2年(1502)の兵火で西大寺が焼亡した時に焼失し、その後、三躯は銅造で再興され、多聞天像は左脛の下半部を除いて木造で作られたと断言されています。
多聞天像以外の三躯の文亀2年の兵火によるものと思われる修補、欠損については「奈良六大寺大観」の西大寺の巻に詳細が載せられています。それを無視した荒唐無稽な説だと思います。  

この解説を書かれた方は、今は絶版になっている「古寺巡礼奈良 西大寺」(淡交社)の紛らわしい解説をもとに、この解説を書かれたのかもしれませんが、実際にこの像を見れば一目瞭然だと思います。

机上の産物のような解説を人に信じ込ませる事も問題ですし、大火を乗り越えて現存する残りの三躯の邪鬼に対しても失礼だと思います。
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