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新版 古寺巡礼京都〈26〉清水寺
 
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新版 古寺巡礼京都〈26〉清水寺 [単行本]

森 清範 , 田辺 聖子
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

森 清範
1940年、京都府生まれ。清水寺貫主・北法相宗管長。1955年、清水寺貫主大西良慶和上のもとに得度、入寺。1963年、花園大学卒業後、清水寺真福寺住職となり、京都府八幡市にある臨済宗円福寺専門道場に掛搭。1979年より清水寺法務部長・泰産寺住職を歴任、1988年、清水寺貫主・北法相宗管長に就任。全国清水寺ネットワーク会議代表・日韓友好仏教会副会長なども務める。毎年12月、「今年を象徴する漢字」の揮毫を務める

田辺 聖子
1928年、大阪府生まれ。作家。樟蔭女子大学国文科卒業後、就職する。そのかたわらで投稿をしながら同人『文芸首都』などに所属し、『花狩』がラジオドラマに採用、放送作家として活躍する。その後、『虹』で大阪市民文芸賞、『感傷旅行(センチメンタルジャーニィ)』で芥川賞、『花衣ぬぐやまつわる…わが愛の杉田久女』で女流文学賞、『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞、『道頓堀の雨に別れて以来なり』で読売文学賞・泉鏡花賞・井原西鶴賞などを受賞。また紫綬褒章・エイボン女性大賞・キワニス大阪賞・朝日賞などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 142ページ
  • 出版社: 淡交社; 新版 (2008/09)
  • ISBN-10: 4473034968
  • ISBN-13: 978-4473034960
  • 発売日: 2008/09
  • 商品の寸法: 21 x 14.8 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By sasabon #1殿堂 トップ10レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
清水寺は、京都で一番多くの観光客が訪れる有名観光寺院ですし、ガイドブックにも必ず紹介されているわけですが、その清水寺の成り立ちや素晴らしい文化財の数々などは意外と知られていません。そんな清水寺の魅力を写真と文章で紹介したもので、学術的にも美術的にも価値の高い出版物だと思います。

音羽の滝を越えて、子安塔から清水の舞台を眺める景観が好きです。春の桜も秋の紅葉も実に見事で、ここを見ずして清水を語るなかれ、と思うほど絶好の写真スポットです。その場所からの写真は、口絵に冬景色の清水寺全景が見開きで収められていました。四季を問わず美しい景観が広がっています。

国宝の本堂や重文の三重塔、仁王門、奥の院、子安塔など建造物にスポットライトがあたりますが、24頁以下の仏像も素晴らしいと思います。秘仏の十一面千手観世音菩薩立像を始め、金剛仁王(阿形・吽形)立像、阿弥陀如来座像などの仏様のお姿は神々しく感じました。清水寺参詣曼陀羅、清水寺境内図屏風など珍しい絵画も掲載してあります。本書の半分のページがカラー写真ですので、眺めて納得の内容でしょう。

執筆陣の顔ぶれも豪華でその道の第1人者が関わっています。
田辺聖子「巻頭エッセイ 清水寺―きよみずさんのこと」、清水寺貫主・北法相宗管長の森清範「現代へのメッセージ いつの時代にも清水観音」、高野澄「清水寺の歴史―南を去って北へゆけ」、村井康彦「田村麻呂とアテルイ―古代東北の英雄」、蔵田敏明「清水寺文学散歩」、狩野博幸「清水寺参詣曼荼羅」、日向進「清水寺本堂」、横山正幸「清水寺の文化財」。
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形式:単行本
春には、ちょうど清水の舞台から見下ろせば、幾枚もの着物を重ねたような桜の織り重なりが見事に鮮明に目に焼きつく清水寺です・・・

好きなお寺は幽玄的な泉涌寺どすし、それから幻想的な東福寺やとか、あっそうや、曼殊院も気に入ってるし、そやかてまだまだ、思い出して数え上げたら二十や三十は出てくるはずで、京都で生まれ育った私には、お寺のある風景は、普通の、何の変哲もない日常茶飯事のことどす。(舞妓さんじゃあるまいし実際にはこの様な京言葉は使いません)

お寺好きが高じて小学生の時に「社寺仏閣研究会」というクラブを作って京都中のお寺や神社を見て回ったのを自慢げに父に話すと、親子は似るもんやなワシも小学生の時に「お寺鑑賞同好会」を作って京都はおろか奈良まで行ったんやでえ、やて。いややわ〜あ、すかん蛸。

その中でも清水寺はいってみれば私のホームグランドでした。すぐそばに住んでいたので、遊び場で通学路で、単に近いだけでなく四季の花々の美しさ綺麗さは天下一品で、春は桜・秋は紅葉の花見に家族総出で散し寿司や酒さかな、飲めや歌えの酒宴・吟行は毎年恒例の行事として子供心にも訳判らずとも愉しみでした。

春の穏やかな風を感じて境内の子安の塔の近くの草原に座って本を読んだり、それからこれはいわば穴場なんですが、音羽の滝を過ぎて阿弥陀堂・釈迦堂も後にして普通の参観者も足を踏み入れたことのないもっと奥へ入り込むと、忽然と奈良時代か平安時代にさかのぼったような森林の中で神聖な気持ちで沐浴したり、さらに分け入って地主神社や成就院から離れてギター弾き語りで歌を作ったり落語の練習をしたり、仁王門の横で観光客相手に気紛れでにわかガイドになってお寺の歴史を講釈したりなど、思い出は尽きません。

この本で清水寺貫主の森清範と『ジョゼと虎と魚たち』の田辺聖子は、寺の来歴や見所を存分にあますところなく語っています。
ただ私自身は読んでいくうちに、思い出が頭を持ち上げてきて半分以上前述のようにノスタルジーに浸って書くしかない情況が現出してしまいました。

鮮明に、幼い頃の母との会話が甦って来ました。
「どこ行くねん?」
「ちょっと、きよみずさんまで」
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