リーダーとは何か?リーダーシップとは何なのか?
管理職でもない。部下を使ってコトを成し遂げる、単なる「人遣い」でも
ない。
本書では、国家のリーダーたる首相や、企業経営者(社長)、プロジェクト
リーダーなど、組織の長たるリーダーとリーダーシップに関する、堀氏が
50年のコンサルティング活動、出会ったリーダーたちから得た、感じた
すべての要素を簡潔に分類、整理した力作です。
リーダーシップは天賦の才なのか、経験と努力で勝ち取れる能力なのか?
から始まり、成功したリーダーたちに学ぶ、リーダーシップに必要な能力、
人的魅力まで、あますところなく描写しています。
本書を貫くリーダーシップへの思想は、堀氏によれば、(1)エリート教育は
不可欠、(2)リーダーシップをもち、組織のリーダーたるものは、その本来の
役割を認識し、トップリーダーが行うべき行動、行動規範を垂れる必要が
ある、という、ノーブリスオブリージの発想です。
本書で少し触れられますが、堀氏は小学校時代を英国のスクールで
学んだとのことで、幼少期から、そういった階級社会の規律を心にきざんだ
可能性がみてとれます。
いづれにしても、著者も言っているように3度読んで、リーダーを目指す方
も、そうでない方(フォロワーシップ)も、そのエッセンスを熟考する価値
があります。