・骨子は
−日本の財政は破綻寸前である。
(580万円しか年収が無い人が8300万円の借金をしている状態と例えている)
−金融政策としては3択しかない と。
・1.徳政令 (国債=国の借金をタダにする)
・2.リスケ (国債の返金を先延ばしにする)
・3.インフレ
→1,2はインパクトが大きすぎる為、現実的でなく、3しかないと。
−インフレを予想するので個人がすべきことは
・1.固定金利で借金をして不動産を買う
・2.アメリカの株を買う(銘柄はダウ銘柄)
・3.日本の国債を売る (素人には勧めないとのこと)
・非常に分かりやすい論理展開だと思います。
しかしこれは色々な本で既に書かれていることですね。
藤巻 健史さんが外資で日本人としては稀に見る成功を収めた
伝説のトレーダーであったことは否定致しませんが
・この本が出版された2007/7/30以降、今日現在まで
藤巻氏の予想とは真逆にマーケットは動いています。
・1.ダウは14000ドル超えから既に13500を割っています。
・2.円高が急激に進みました。
・3.またこれらは藤巻さんが明確に否定している
米国の住宅バブルの崩壊そしてサブプライム問題に端を
発しています。
1,2は藤巻さんが主張したい中長期で見て欲しいというなのかも
しれませんが、3.に関しては藤巻さん含め、エコノミストの多くが
明確に間違えました。マーケットに絶対はありえません。
(色々、素人として突っ込みどころはありますが、一つ。
米国の経済をなぜそれほどバラ色と思えるのですか?
イラク以降、一国支配が崩れていると見えます。ダウ銘柄が
上がり続ける、また円がドルに比べて安くなり続ける根拠を
日本国内事情だけで結論付けるのは説得力が薄いと思います。)
・最後に 私自身が最も共感出来なかったところは
そういった窮地に陥っている今後の日本のあり方についての箇所です。
−どれでも打ち手に繋がっておらず、インフレを煽っている
とも取れます。歳出削減については大賛成なのですが。
藤巻さんほどのカリスマにはもう少し高い視点の議論展開を希望したいです。