この本のガイダンスにあるように、日本のソーシャルワーク教育は確かに実践的でないと思います。教育の場に対して批判だけを並べるつもりではありませんが、ソーシャルワークというのは、日常の仕事をこなしていても、仕事の内容を他の職種や後輩、実習生に理解してもらうことが案外難しいものです。
本の内容はソーシャルワーカーの専門知識を強化するというよりも、業務内容の整理です。ソーシャルワークもプロセスや道具、作業内容を明らかにして整理することで、管理が可能になるはずです。本の中の一章一章が専門職の道具・作業プロセス・作業内容の概説であり、そこから他の文献などで理解をさらに深めていくことが必要な、大きなまとまりを持つ一章となっています。
その一章を深める必要性に強く言及していないのが少し不安なところで、星1つ落として4つとしました。