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92 人中、90人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
中つ国の創世神話と歴史の物語,
By jinchoku (つくば市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 新版 シルマリルの物語 (単行本)
本書はJ. R. R.トールキン氏の息子クリストファ・トールキン氏編集による『The Silmarillion』(HarperColins Publishers)の邦訳『シルマリルリオン』の改訂版です。改訂に伴い、「トールキンの手紙」が追加され、いくつかの訂正個所とエルフ語等のカナ表記が改められています。シルマリルの物語は『指輪物語』の舞台となった中つ国の誕生とはるか上古の歴史を物語ります。フロドやアラゴルンが活躍した時代は中つ国第3紀で、第1紀の創世神話、第2紀の暗黒時代ははるか大昔ですが、『指輪物語』でも重要な役割を担ったガラドリエルやエルロンド、モルゴスのバルログ、アラゴルンの先祖にあたるエアレンディルが現役で活躍しており、『指輪物語』を読んでいる読者には意外と馴染みの名前が登場します。「アイヌリンダレ」、「ヴァラクウェンタ」、「クウェンタ・シルマリルリオン」での内容は要約してしまえば、創造主による世界の創生、天使的諸力による世界の法則の誕生、エルフの誕生とそれに続く人間の誕生です。種族として若かりし頃のエルフはより人間臭く、第1代の冥王モルゴスと彼に奪われた宝玉シルマリンを巡り戦争、栄誉、裏切り、誕生と死が連綿と続きます。 また、人間の王を輩出したヌーメノール族の没落を描いた「アカルラベース」、『指輪物語』の超要約版「力の指輪と第三紀のこと」は『指輪物語』とも関連が深いので『指輪物語』の読者にはお勧めです。「力の指輪と第三紀のこと」では、ガンダルフやサルマンといった魔法使いの出身と身に帯びた役割りついて語られ、「ホビットの冒険」(評論社・1990)で詠われた物語の側面を別の視点で述べている点が興味を惹かれます。加えて、『指輪物語』の最後にガンダルフやフロドが灰色港から向かった行き先が判明し、『指輪物語』が本当に決着した印象を受けます。
39 人中、39人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
読みやすくなりました,
By 遊飛 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 新版 シルマリルの物語 (単行本)
従来は上下巻だったものを1冊にまとめ、更に固有名詞の読み方などをより原語に近いものに改めた新版。そのせいで指輪物語での表記と異なってしまったものもありますが、これから更に原書を読もうとされる方にはその方が良いかもしれません。原書は1999年に第2版が出版されているそうで、この新版はそれを底本にしているそうです。巻頭にトールキン教授ご本人の書簡(出版社宛のもので、教授がこの本を書かれた意図などが書かれています)も付いていますので、これから読まれる方にはこちらの新版がお勧めです。(旧版よりも安くなってますし…)
75 人中、71人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
☆★エルフ達の世界へGO!★☆,
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レビュー対象商品: 新版 シルマリルの物語 (単行本)
唯一の神、エル(イルーヴァタール)がエア、つまり存在するもの、地球をつくる話からはじまる、小さい話が4つ、主な話、「クウェンタ・シルマリルリオン(シルマリルの物語)」が書かれている本です。その話はすべて、つながりあっています。シルマリルリオンは、エルフが主人公です。ノルドール・エルフのフェアノールがつくり、初代冥王にうばわれたシルマリルを取り戻しに、みんなの反対をおしきって至福の地・アマンをとびだしていくのです。 また、この本にも、ガラドリエル、ケレボルン、エルロンド、ガンダルフ(ミスランディア)、サルマン(クルニーア)など、指輪物語でおなじみの人々も(あまりかかわりませんが)出てきます。アラゴルンの祖先のこともよくわかります(主にアカルラ!ベースという話)。 巻末に、索引とエルフ語の辞典(?)、エルフや人間の系図が載っているので、わかりやすくなっています。
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