出版社/著者からの内容紹介
小学校低学年などで初めて鍵盤ハーモニカに出会う子どもたちへの指導の手順を,8つのステップで具体的に示した,鍵盤ハーモニカ導入期の指導書である。
音楽指導が専門でない人,例えば学級担任の先生も,ステップ0からステップ7を順にたどれば,子どもたちに確かな力を身に付けさせることができる。子どもたちは楽しく音楽活動をしている内に,鍵盤ハーモニカの技能を高め,より豊かな音楽にふれることができる。
付属の伴奏CDは,指導者が子どものそばで指導したいときやピアノがない場所で演奏するときなどに大変便利である。
著者からのコメント
本書は【ステップ0】から【ステップ7】で構成されている。
【ステップ0】は「準備と片付け」である。活動前後の「準備と片付け」は,小さな子どもたちを指導するときに欠かせない指導事項である。
【ステップ1】の「たねとばし」では,「タンギング」について,活動の内容や指導の視点をくわしく述べた。「タンギング」はリコーダーなど吹奏楽器に通ずる大切なポイントである。
【ステップ2】の「どんぐりさんとそらまめさん」では,鍵盤に慣れるための活動を紹介した。「シール」を鍵盤に貼るときの工夫や配慮についても具体的に示した。
【ステップ3】の「オスティナート奏」と【ステップ4】の「根音奏」では,曲に合う音を単音で吹く楽しみ方を紹介しており,やさしい技能で楽しみながら基本的な技能を身に付けていくという本書の特徴が表れている。
【ステップ5】の「和音奏」【ステップ7】の「鍵盤ハーモニカ合奏」では,鍵盤ハーモニカだけを使うことで見事にとけ合い響き合うアンサンブルの楽しさを味わうことができる。
【ステップ6】の「旋律奏」では,子どもたちが奏するやさしい旋律を,ピアノ伴奏が多様に,華やかに支えることで,より豊かな音楽経験ができる。ピアノ伴奏の難易度がやや高すぎる場合やピアノのない場所で演奏する場合には,付属の伴奏CDが有用である。
【ステップ7】の「やさしい器楽合奏」では,様々な楽器とともに器楽合奏を楽しむことができる。鍵盤ハーモニカのパートは,初級パートを設定するなど,やさしい技能で演奏できるよう配慮した。