まず欠点を。私のような視覚障害のあるものには、字の小ささや間隔の詰まりが、読むのに往生します。仕方ないのかなと思いますが、読むのにルーペが欲しい人も多いでしょう。第二には、チェーン式という独特の聖書引照方式にクセがあり、慣れるのに苦労がいることです。そして第三に、新改訳は新約聖書が独特の訳(イエス様がですます調で話され違和感ありすぎです)なので、新共同訳などに慣れた人には読みにくいでしょう。
でも、欠点以上に利点も多いのです。チェーン式は慣れればコンピュータ聖書研究ソフト以上に研究に役立ちますし、巻末索引はコンコーダンス(聖書索引)としても主題別聖句索引としても優れています。保守的で簡潔なため物足りないものの註解も載っています。
日本聖書協会や聖書図書刊行会(いのちのことば社)の聖書本文のみのものに比べれば、ほんのちょっと高いですが、千円ばかり足しても買う価値はあります。例え棚の肥やしになっても、いざという時に役立つ秘密兵器です。特に聖書研究を重んじる教派の信徒には、自身をもってお勧めです。