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23 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
「既成技術の集大成」とは新幹線のこと,
By 芝崎操人 "シバシバ" (東京) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 新幹線をつくった男 島秀雄物語 (Lapita Books) (単行本)
日本の鉄道の黎明期から広軌鉄道への先人達の夢、そして初めてそれを形にした東海道新幹線までをとても中庸に分かりやすく書かれていた。金なし、時間なし、反対派の理解なしの苦境の中で世界に名だたる「SHINKANSEN」を完成させた背後には何があったのか。それはシステム工学に沿った技術者達のチームワーク、それをとりまとめるスーパーエンジニア・島秀雄の統率力の賜だったのだ、と思います。「新幹線のためだけに開発された技術は何一つ無い」「必ず将来に改良の余地を残す」この言葉が技術者の端くれである私に大変感銘を与えた。「のぞみ」号はまさにこの「改良の余地」から生まれた列車だろう。 地道であること、堅実であること、チームワークを大事にすること、これがよく分かる、マシンエンジニア必見の一冊。
21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ロマンを創った親子二代,
レビュー対象商品: 新幹線をつくった男 島秀雄物語 (Lapita Books) (単行本)
世界に誇る高速鉄道である新幹線。実は戦前から「弾丸列車」として計画されていたものであった。鉄道省に勤める父の遺志を継いで、やっとの思いで開業にこぎつけた島の探究心と人柄が、その後の日本経済を支えるものとなった。新幹線には当時の最新技術は全く使われておらず、それまでに蓄積された技術の結晶を組み合わせた事が、今も続く安全神話の理由である。
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
昭和34年の時点で時速200キロ出せたんだ!!,
By DJ LINDSAY (山口県周南市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 新幹線をつくった男 島秀雄物語 (Lapita Books) (単行本)
1959年つまり昭和34年の時点で、まだ科学が原始的な時代に着工されたことは、アメリカのアポロ計画に通じるものもありますが、動力集中の機関車牽引型ではなく、動力分散型の電車という形で弾丸列車を走らせるというのが当時(戦前も含めてですが)の新しい発想であり、世界で鉄道凋落が常識とされた時代に鉄道の速さに賭けたというのが当時の国鉄総裁十河や島秀雄のすごさでしょう。全くの新線を作るというのは、新幹線のほとんどの部分が高架であったりトンネルであったりすることや、新神戸駅がトンネルとトンネルのの間の山の中にあったり、新岩国駅が山の中だったり大阪駅に新幹線のホームを作れなかったりしたことからわかりますが、おそらく戦前から新線構想があったからこそ、すでにいくらか土地を取得していたため、土地を取得する買収のお金が節約されたりしたのですが、ただ新幹線が国鉄の慢性赤字の原因になったのが新幹線の社会的影響の大きさと比べて皮肉だと思います。国鉄の赤字つまり借金だけ切り離されて国鉄清算事業団となって、JRという民営会社になったのも新幹線の建設も一因となったのが皮肉です。
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