新幹線の現在までの歴史について、わかり易く、いろいろな視点から丁寧に書かれています。
新幹線の歴史本というと、車両を中心とする技術史、昭和39年開業時までの歴史というものが多いなかで、本書は、開発構想から現在にいたるまでの約半世紀にわたる歴史を、政治、企業(国鉄・JR)、社会(公害・観光)など多方面の視点から記した「新幹線の通史」です。
著者は、冒頭で、鉄道人の視点に立った鉄道史ではなく、「外側」から新幹線がもたらしたあらゆる影響をみて
いく、と記しています。
読んだ印象は、まさに著者の意図通りの本です。
トピックの羅列ではなく、一貫した基本的な歴史の流れがきちんとあります。
よく整理されていて、読みやすく、しかも、通史として押さえるべきとことはキチンと押さえています。
「軽〜く読んで、長〜く本棚へ」という帯の文句がピッタリです。
ありそうで、なかった本だと思いました。
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