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新帝国主義論―この繁栄はいつまで続くか
 
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新帝国主義論―この繁栄はいつまで続くか [単行本]

武者 陵司
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

「米国経済大復活、日本株大下落」を予見した著者がいま唱える「黄金シナリオ」とは何か。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

武者 陵司
ドイツ証券株式会社副会長兼CIO(チーフ・インベストメント・オフィサー)。1973年3月横浜国立大学経済学部卒業。同年4月大和證券入社。73~87年まで企業調査アナリストで繊維、建設、不動産、自動車、電機・エレクトロニクスを担当。89年大和総研設立により同社へ出向。88年ニューヨーク駐在、大和総研アメリカで調査部長・チーフアナリスト。93年大和総研企業調査第二部長。97年ドイツ証券(旧称:ドイチェ・モルガン・グレンフェル証券東京支店)入社。97~2005年まで調査部長兼チーフストラテジスト。05年5月ドイツ証券副会長兼CIO就任。07年4月より埼玉大学大学院客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 347ページ
  • 出版社: 東洋経済新報社 (2007/04)
  • ISBN-10: 4492394826
  • ISBN-13: 978-4492394823
  • 発売日: 2007/04
  • 商品の寸法: 19 x 14 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
米国の住宅バブル崩壊・リセッションを懸念したクルーグマンの指摘を、「杞憂」であり、「10年の現実に耐えうるロジックではなかった」と散々にこきおろしているが、まさにその直後に、住宅バブルが崩壊し、サブプライムローンの破綻をきっかけに米国金融・経済が大きなダメージを受け、著者が批判したクルーグマンの予想通りの展開となりつつある現実を目の当たりにすると、本書の内容はもはや滑稽としかいいようがない。ただ、皮肉にも、クルーグマンを批判して言った「誰も正しく将来を予測できない」という言葉の正しさを、著者自身が予測を外したことによって身をもって証明しているといえよう。
このレビューは参考になりましたか?
39 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本|Amazonが確認した購入
一部の株式投資愛好家に熱狂的なファンを持つ武者陵司が

現在と近未来の世界経済について見通しを語った本である。

評者なりに内容を乱暴に要約してしまうと、アメリカを

中心とした先進国の多国籍企業群が発展途上国の安価な

労働者から一種の「搾取」を行うシステムが確立された

ので(これを武者は「帝国循環」と名付ける)、多国籍

企業をはじめとした株式やドル建ての資産について

当面強気の見通しを維持できる、ということになろうか。

潜在的なリスクシナリオもいろいろと提示されている。

世界経済の現状分析としてはそれなりの説得力を持って

いると思うが、失礼ながら文章にあまりキレがなく、

通して読むと少々胃もたれした。武者の相場見通しが

当たるかどうかを注視しつつ資産運用を楽しむ評者の

ような個人投資家なら一度は読んでみてもいいと思うが、

より広範な読者に役に立つ本として紹介することは躊躇

せざるを得ない。評点は星三つに近い星四つにします。

余談だが、確か2004年だったと思うが、武者は正月の大発会で

一年間の株価の予想レンジを外してしまうという快挙?も達成

したことがある。今回の本の予想は果たして当たるであろうか。

武者ほどの見識を以てしても相場の見通しはなかなか

当たらないのだ。予想とはかくも難しいものである。
このレビューは参考になりましたか?
20 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 仮面ライター VINE™ メンバー
形式:単行本
  
 最近、本書の著者である武者陵司氏や『人々はなぜグローバル経済の本質を見誤るのか』の水野和夫氏など、相次いで“証券マン”の手になる本が出版されている。この両氏に共通する展開として、先ず“既成の経済学”では今日のグローバル化した経済や資本主義を説明し得ないこと、そのため、「帝国」化、「金融」化、「二極」化などの新たな概念装置や分析用具を私たちに顕示し、「地球帝国」(本書)又は「新しい中世」(水野氏)の描出を試みようとしている。ところで、そもそも資本主義って何だろうか…。

 私は、基本的に「それは、資本の無限の増殖をその目的とし、利潤の絶えざる獲得を追求していく経済機構の別名」であり、「利潤とは、二つの価値体系の間にある差異を資本が媒介することによって生み出され」、それ故、「常に新たな差異、新たな利潤の源泉としての差異を探し求めていかなければならない」(岩井克人氏)ものと考えている。日米の意図的な“金利差”や当書で示す中印諸国等のチープレーバー・ギフトに基づく多国籍企業の巨額な超過利潤なども、こうしたコンテキストで理解できるのではないだろうか。

 水野氏は1995年を、武者氏は2002年を境目として、アメリカの「帝国」化、アメリカ覇権下での「地球帝国」化が始まったとする。その覇権国・アメリカなのだが、確かに95年の「ルービン・ドクトリン〔マネー集中一括管理システム(水野氏)〕」によって「新・帝国循環」(吉川元忠氏)を確立した。しかし、経緯は省略するけれども、その結果、今般「金融恐慌」の引き金になりかねないサブプライムローン問題も引き起こしており、私には、証券マンである両氏の著作を読むと、「帝国」の名の下に過度の「楽観」が伏在しているような気がしてならない。
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