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新左翼とは何だったのか (幻冬舎新書)
 
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新左翼とは何だったのか (幻冬舎新書) [新書]

荒 岱介
5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

新左翼とは、1960年代、旧来の共産党や社会民主主義政党を「既成左翼」と呼んで批判し、矛盾に満ちた国家体制を打倒するための革命運動をいう。それは、70年あたりにピークを迎えるが、やがて「よど号ハイジャック」「浅間山荘」など社会的事件をおこし、「内ゲバ」で百人をこえる死者を出すにいたって完全に挫折する。彼らは一体何を考え、何をしたのか。理論家であり、常に第一線にいた著者が、その内実を初めて解き明かす。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

荒 岱介
1945年生まれ。65年早稲田大学第一法学部入学。ベトナム反戦闘争を契機に学生運動に参加。第二次ブント社会主義学生同盟委員長。三里塚闘争や東大安田講堂占拠闘争で実刑判決を受け三年有余下獄する。60年代後半より新左翼のイデオローグとして活躍。哲学者・廣松渉との交流をつうじて現代思想を研究、人権を守り地球環境破壊に抗すラディカリズムを提唱している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 新書: 220ページ
  • 出版社: 幻冬舎 (2008/01)
  • ISBN-10: 4344980670
  • ISBN-13: 978-4344980679
  • 発売日: 2008/01
  • 商品の寸法: 17.4 x 11 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.1  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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16 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ib_pata VINE™ メンバー
形式:新書|Amazonが確認した購入
面白い見方だなと思ったのは、日本共産党が武装闘争路線とそれを180度ひっくりかえした「歌ってマルクス、踊ってレーニン」みたいな方向へ無反省に方針転換して信用を失ったあとに五十五年体制がうまくリンクしているという指摘でしょうか。1950年のコミンテルンによる日本共産党批判、それを受けての51年の武装闘争方針の綱領発表と実践、それが大失敗したことによる53年の大方針転換とスターリンの死という流れになりますが、こうして大衆の支持を失ったところに、五十五年体制が生まれて、左翼の受け皿として社会党・総評が1/3勢力として台頭したというあたり(p.34-42)。

 あと、面白かったのは盛り上がりを欠いた80年代〜90年代を新左翼諸派がどうやって生き延びてきたのか、というカラクリが書かれていること。その秘密は、早稲田、法政、明治などマンモス大学の自治会や生協を握り、学内の保守派と手を握って日共系の進出を許さないという一点で野合する形で、資金を得ていたというシステムがあったからなんですね。本人は大学の自治会をとれるほどの大セクトのボスじゃなかったから、あっけらかんと書けるのかもしれませんが。
このレビューは参考になりましたか?
16 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
本書は新左翼の概説、という位置付け。
しかし、既に他レビューで指摘されている通り、諸勢力が入り乱れ分派を繰り返し、さらには上部組織と下部組織の関係等々、(ある程度は纏められているものの)非常に難解。
また、内ゲバのくだりはまさに「仁義なき戦い」。
さらに専門用が飛び交う文章など、元ヤクザや元暴走族が語る昔話に限りなく近い。
とはいっても、暴力団や暴走族の抗争の話が面白いのも事実。
概説本というより、ある勢力の抗争史として読むほうが楽しめるのかも。

かつての新左翼の闘志の多くが環境活動家になっているらしい。(「赤から緑へ」)
元ヤクザや暴走族が教師や牧師になるように元闘志達も更生しているのである。
・・・それとも過激化するのか?
このレビューは参考になりましたか?
23 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
60年代に生まれた評者としては、ここまで細かい新左翼の組織変遷についていくのがシンドイというのが正直なところだ。100ページも読み進んだあたりで、正確な党派の把握を諦めた。
まあ読み飛ばしていても何となく掴めるような掴めないような・・・・。
著者も参加した羽田闘争の一齣は、申し訳ないが爆笑ものだ。これは有名な「事件」なのだろうか? 鈴ヶ守ランプから機動隊を追いかけて首都高速道路を駆け上がり、機動隊を駆逐した「輝かしい戦功」を挙げたあと、デモ隊指揮者の指示のもと道路の分岐点で左へ道を取ったために、全然羽田に到着しなかったというのだ。何と逆の道を左へ行ってしまい、後ろから盛り返して追っかけてきた機動隊に排除され、大井競馬場の方へ押し出されてしまう。
評者はここから皮肉な洒落を引き出そうというのではない。とは言え、この前後も含め、ところどころに当事者の傲慢と自己弁護があることは否めないし、後続世代からは大いに反発を買うだろう匂いがプンプンしている。著者はやっぱり、「あの時代は熱かった」「輝かしかった」と言いたいのだろうし、またそのように言っているのだ。歴史は、それを体験した者にはなかなか冷静には語れない。
しかし、これもまた体験者らの貴重な証言であることは間違いない。評者は西部邁の『60年代センチメンタルジャーニー』くらいしか手にしていないが。
荒の『マルクス・ラジカリズムの復興』という著書は、冷戦終結後の興味深い理論書だと思われた。今回の新書は、おそらく昔懐かしいという団塊世代前後の読者を想定した昭和懐古モノの一つと見ることもできるが、我々後続世代にも読むべきところはある。ジャンルは『三丁目の夕日』と同じだが、中身は異なる。そのウェットな部分は別としても。
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最近のカスタマーレビュー
お笑い「新左翼」。バカは死ななきゃ直らない(笑
いや、面白い本だ。本人は大真面目に過去を振り返り、ときどき「一般人の常識目線で新左翼運動の欠陥を反省する」振りをしたりして、自分が浮き上がるのを抑制しようと努めて... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: 塩津計
二冊目以降としたほうが
新左翼は多数の勢力の分裂と統合の繰り返しであり、本書のような新書一冊では、当時実際に関わった人でもないと、各派の差異を明瞭にイメージするのは難しいだろう(最初に党... 続きを読む
投稿日: 2010/1/12 投稿者: pp-tang
反省しないテロリスト達
新左翼運動家から見た新左翼史という点では興味深い本だった。... 続きを読む
投稿日: 2009/1/1 投稿者: かず
新左翼の関連
新左翼運動の各団体の関係を中心とした解説書。その各団体の関係も複雑怪奇に入り組んで理解不可能。しかし概略の関係は掴めます。研究者以外こんな捕まえ方でよいのではない... 続きを読む
投稿日: 2008/8/7 投稿者: hiraku
もしも革命に成功していたら?
60年安保闘争の後に入学し、学生運動とは無縁の学園生活を送り、全共闘運動が始まる前に社会人となった小生にとっては、左翼だの新左翼だの全共闘だのよく判らない。続きを読む
投稿日: 2008/5/6 投稿者: それから
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