出版社/著者からの内容紹介
寄席のネタ帳とは、「その日、どの演者が、どういうネタを演じたのか」を記録した、楽屋の覚書のこと。和紙を綴じてつくった帳面に、前座がひとつひとつ記し、同じ日に似通った落語が演じられないように、噺家は出番前に必ずネタ帳に目を通すーー。噺家のためにつくられた帳面だけに、じつは門外不出の貴重な記録でもある。そのネタ帳、なかでも寄席の老舗・新宿末広亭のネタ帳を、過去七年にわたって集計、分析。そんなこと、だれもやったことなかったから、これまで知られなかった寄席と噺家の世界が見えたきた。
もっとも演じられた演目は? 一度しか演じられなかった演目は? トリネタ・べスト20は? 古今亭志ん朝の最後の十日間のネタは何? 末広亭最多出演者は? そのほかにも、桂文治、柳家さん喬、柳家権太楼、五街道雲助、入船亭扇橋、柳亭市馬、柳家喬太郎ほかの寄席の全ネタ・ランキングなど、さまざまな記録を集計して、寄席と噺家を眺めてみた。わりと前代未聞の落語のはなしが顔を出しました。
内容(「BOOK」データベースより)
“門外不出”の楽屋の覚書、ネタ帳の七年間の全記録から寄席と噺家を眺めてみました。名人最後のネタから、最多出演、最多ネタまで、ネタ帳から見える、ちょっと変わった落語のはなし。