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新宗教ビジネス (講談社BIZ)
 
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新宗教ビジネス (講談社BIZ) [単行本]

島田 裕巳
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

新宗教はどんなテクニックで金を集めるのか?

人の心を操って100億円の献金を集める謎の組織。
テレビ・ショッピング、セールス・トーク、ネットワーク・ビジネスとの意外な相関性。
創価学会、真如苑、阿含宗、大本、天理教など、巨大教団のヴェールに包まれた「ビジネス・モデル」の正体!
宗教学者の超斬新なアプローチが初めて明かした「宗教とカネ」

新宗教の教団は、モノやサービスを売っているわけでもないのに、どうやって巨額のカネを集めているのか。この謎を、既成宗教から新宗教にわたって解明したのが本書です。

宗教法人法で宗教法人は国に資産と収支の届出義務があるのですが、宗教法人のほとんどはそれを一般には公表せず、また国にもそれを情報公開する義務がないため、その財力は外部から推測することしかできません。しかし、信者数で日本最大の創価学会は、1965年10月に大石寺正本堂を建立するために、たった4日間で355億円の寄付金を信者から集めました。また東京・信濃町駅周辺に多くの不動産を持ち、その地価が480億円に上るという推計もあります。創価学会の出版部門が発行する「聖教新聞」は年に1240億円を売り上げていると計算することができます。

最近、勢いを増している真如苑は、2002年に東京ドーム二十数個分にあたる広さを持つ日産自動車村山工場跡地を739億円で購入し、さらに2008年の春、クリスティーズのオークションで、運慶作の大日如来坐像を15億円で落札しました。これらの事実は、新宗教教団の巨大な財力を裏付けます。

もともと宗教団体の本殿などは荘厳な巨大建築物が多く見られます。天理教の教会本部、立正佼成会の大聖堂、霊友会の釈迦殿(総工費162億円)、崇教真光の主座黄金神殿、世界真光文明教団の主座世界総本山御本殿など、中には3000畳敷の広さを持つものもあります。また国宝級美術品の収集で名を馳せる教団も多く、世界救世教のMOA美術館、神慈秀明会の「MIHO MUSEUM」、また阿含宗もガンダーラ美術の収集で知られています。

では、これほど巨額のカネを集める裏には、どんなテクニックが隠されているのか。法律上、課税されないことが大きな原因なのか。そんなに儲かるなら、そのテクニックはどんなビジネスに利用されているのか。こうしたアプローチで新宗教を解剖した本は、今まで類書がありませんでした。

著者は新宗教教団の4つの「ビジネス・モデル」を発見します。会員を増やし、カネを集め、組織を拡大するために、どんなセールスポイントを訴えたのか。谷口雅春、出口王仁三郎、戸田城聖、池田大作、桐山靖雄といった教祖や会長たちはまた偉大なビジネス・モデルの創造者でもあったことを、本書は浮き彫りにしました。

内容(「BOOK」データベースより)

新宗教はどんなテクニックで金を集めるのか?人の心を操って100億円のカネを集める謎の組織。テレビ・ショッピング、セールス・トーク、ネットワーク・ビジネスとの意外な相関性。創価学会、真如苑、阿含宗、大本、天理教など、巨大教団のヴェールに包まれた「ビジネス・モデル」の正体。

登録情報

  • 単行本: 190ページ
  • 出版社: 講談社 (2008/10/2)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062820951
  • ISBN-13: 978-4062820950
  • 発売日: 2008/10/2
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (9件のカスタマーレビュー)
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12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By h.knows
形式:単行本
宗教の本質は言うまでもなく「教え」にある。と、今まで思っていた。
この本を読むまでは・・・。
しかし、その実態はやはり「信仰」という目的を持った人々の集団であり、そこには必ず金の流れがある。
この本は宗教を一つのビジネスと捉え、様々なカネの流れとその集金システムという観点から分析している。
特に昔ながらの神社や寺など既成の宗教団体と、主に明治以降に興された「新宗教」との対比から述べられているところが興味深い。
昔ながらの集金システムであるお布施や賽銭、おみくじなどの販売から新宗教では大きく発展し、書籍や新聞の販売、家元制度に似たものに至るまでそれぞれ信仰心と関連付けられ独自のシステムを構築している。

一部の教団では信じられないくらいの巨額な資金が集まっており、「金あまり」という問題が起きているが、これも営利団体ではない以上、その扱いよういかんによっては教団幹部や創始者の腐敗につながり、結果的にはその教団自体の分裂・衰退を招いてしまう。
この場合、儲かっているということは必ずしも良いこととは言えず、そのためにどのような防止策が講じられるかが教団の発展にも影響してくるのである。
そうしたことも含めて考えると宗教とは「教え」そのものの正しさというよりはむしろどのように資金を集め何に使うかというビジネスモデルとしての側面が見えてくる。

この書ではまた、これらの宗教的ビジネスモデルが実際の経済活動にどのように適用できるかについての事例として「ヤマギシ会」などの農業共同生活や「アムウェイ」などのマルチ商法にも言及されており、大変興味深い。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
新興宗教の集金システムと集められたカネの使われ方について書かれています。
集金方法について学術的(でもないが)な位置づけがなされているようだが、冒頭から批判めいてしまうが天理教のみに限って言えばやはり「信者」という経験がない著者には建前と実情におおきな隔たりがあり少々的外れ感は否めなかった。
天理教について言えば実態は「お金を払わないと信心すらさせてもらえない宗教」といえる。
すでに宗教ではなくビジネスであり、「観念上の安心感をお金で買う」とも言えるだろう。
そう考えるとタイトルの「ビジネス」は案外的外れではなく、大学教授という立場からではこれくらいの批判本が精一杯なのだろうか・・・と要らぬ心配行間に隠された趣意を感じずにはいられなかった。
このレビューは参考になりましたか?
11 人中、9人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ソコツ トップ100レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本|Amazonが確認した購入
宗教団体はどのように金を集めているのか、という視点から著名な新宗教団体の性格や将来性について論じた本。島田氏が完全に無視している先行研究として、舘沢貢次氏の『宗教経営学』や、あるいは対象は伝統仏教団体ながら優れた著書である中島隆信氏の『お寺の経済学』があったりするわけだが、それはまあ、いいや。島田氏の書き物はやはり読みすく啓発的でためになる。宗教法人法を手際よく説明した後、新宗教のビジネス・モデルを「ブック・クラブ型」(創価学会)、「献金型」(天理教ほか)、「スーパー・コンビニ型」(阿含宗ほか)、「家元制度型」(真如苑)に類別し、それぞれの特徴を述べていく。そして、教団幹部が資金を私物化できないところに創価学会の教団としての安定性を見出したり、スピリチュアルが流行する個人化社会においては「家元制度型」の真如苑が適合的だ、といった指摘をしつつ、宗教にとってカネとは何だろう、とい問題にある程度の解答を与えて本書をしめる。別に大した議論はなされていないと思うが、短いページ数(200頁足らず)にしてはそれなりの勉強になって非常によかった。
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