本書によれば、「脳過敏症候群」というのは、片頭痛などの慢性頭痛への不適切な対処により、脳が興奮しやすくなり、歳とともにめまい、頭鳴、不眠、抑うつ、イライラなど頭痛以外の症状も出てくる状況に対する新しい診断概念のようですね。(そのような意味で、タイトルの「新型頭痛」というのは、誤解を招きかねない気もしますが・・・それとも評者が内容を誤解しているのかな?)
イラストも豊富で大変分かりやすく記されています。
その概念、診断、治療、予防、年齢に伴った症状の変化などについてはもちろん、その前段階にある頭痛(片頭痛、群発頭痛、薬物乱用頭痛、緊張型頭痛)についても、各々の特徴・誘因・悪化要因・薬物療法について、概ね見開き2ページに纏めてあり、活字の大きさも見やすくて適当だと思います。心当たりのある人への頭痛専門医受診への促しも頷けます。
頭痛で鎮痛剤との縁が切れないような人は、「飲めば多少なりとも治まるから」などと侮らずに、本書を目を通すなどして対処を誤らないようにするのが大切だと感じました。