1993年に発売され、瞬く間にヒット商品となり、スズキの屋台骨にもなっているワゴンRが4代目へとスイッチされた。
初代ワゴンRというのはそもそも、当時のセルボ・モードのシャシーを利用して、上げ底にしたりして開発され、いわば「ニッチ商品」であった。つまり、「キワモノ」でもあったのだが、それが当時のスズキの筆頭商品でもあったアルトを抜くまでに成長するとは到底思えなかった。今では反対にアルトがワゴンRをベースに開発されている位である。
さて、先代に当たるワゴンRまでは、外観はともかく、内装なんかは安っぽかった。スズキは今のスイフトから急にクオリティを上げてきた。だが、三代目はその前夜にあったからモデルチェンジのタイミング上、仕方が無かったのだろう。シートはともかく、ダッシュボードはただ四角いだけで、皮巻きステアリングの付いたモデルなんぞはステアリングが妙に浮いて見えたものだった。ところが今回はその点はなかなかアップしている。
肝心の外観は、アッカンベーをしたみたいな縦長ヘッドライトの特徴はそのままに、スポーティになっている。このルックスではOEM供給しているマツダのAZワゴン(こちらはマツダの五角形グリルに変更されているので、ますますその感が強いが…)の方が似合う感じさえする。いってみれば「ミニMPV」というイメージだ。だからワゴンRがメジャーすぎて面白くないという人はAZワゴンにしよう。だが、ワゴンRのもうひとつの顔であるスティングレーではやはりスズキオリジナルという感じがするので、スティングレーの方が気に入った人だけ、ワゴンRにしよう。