2005年のアウトランダー以降、以前のリコール問題がウソの様な三菱から、マイナーチェンジを含め、軽自動車が一挙に3台発表された。
まずトップバッターはeKワゴンである。そして2番目はパジェロミニ、そしてトッポとなる。
この本ではそのうちパジェロミニとトッポを取り上げている。まずパジェロミニはこの2代目がデビューして10年になろうかというのにモデルチェンジを全くせず、今回は所謂ビッグマイナーチェンジとなるのだが、その商品力を失わせまいとする力の入れようには驚くばかりだ。一時期、アイがデビューした頃にはパジェロミニが生産中止となって、アイベースのミッドシップSUVを出すとかいった噂がスクープ誌中に流れたが、このビッグマイナーを見ると本当にそうだったのかと疑いたくなる。でも、それだけこのクルマを三菱が大切にしている証拠だろう。
それから、トッポ。こちらは以前ミニカトッポを源流とし、その後「トッポBJ」といっていたものの焼き直しで、フロントマスクを見ても「eKトッポ」と呼びたくなるクルマだ。ルーフやリアは以前のトッポBJのパーツの流用らしいが、ワゴンRやムーヴ、それから特にタントやパレットといった背高軽ワゴンの好調さを見て、eKワゴン以上の高さのクルマのパイを持たない三菱としては、指をくわえて見ている訳にはゆかなかったのだろう。そんな切実な思いがトッポBJのパーツの流用というところから感じられる。
さて、この本は2台を取り上げた為、メカニズムの解説等については省いてあるが、3代目レガシイのビッグマイナーチェンジ本みたいに、同「…のすべて」シリーズの中ではちょっと異色の存在である。