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新人類と宗教―若者はなぜ新・新宗教に走るのか (三一新書 981)
  

新人類と宗教―若者はなぜ新・新宗教に走るのか (三一新書 981) [新書]

室生 忠
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登録情報

  • 新書: 233ページ
  • 出版社: 三一書房 (1986/10)
  • ISBN-10: 4380860116
  • ISBN-13: 978-4380860119
  • 発売日: 1986/10
  • 商品の寸法: 17 x 10.8 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (1 カスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 1,115,540位 (本のベストセラーを見る)
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By 浦辺 登 VINE™ メンバー
 この中には新・新宗教と呼ばれる教団や集団での活動を取り上げている。それは、ヒンデゥー教、神道系、キリスト教、イスラム教、瞑想、超能力、占星術、自己開発、霊能者などを取材した内容が綴られている。
「新人類」と呼ばれる者たちが存在したのは昭和60年代のことだが、すでに物質文明に疲れきった若者が宗教世界に救いを求めている。しかし、平成も20年以上経過したにも関わらず物質文明に苦しみ、スピリチュアルに目的を見出しながらも、年間3万人が自殺する時代である。豊かさ=幸せという図式が人間の幸福ではないと20年以上も前の「新人類」が主張したが、現代も同じことを繰り返している。バブル景気という金銭中心主義が唯一絶対の「神」と存在したからなのだろう。

 この本を読み返したとき、新・新宗教に身をゆだねる人々を笑えなかった。20年前と比べても人は何ら精神的な成長をしていない。むしろ、さらに物質文明の弊害の中でもがき苦しんでいるようだ。幸せとは物質的な豊かさ、それは「良い学校に入って、良い会社に入って、良い生活をすること」という単純明快な幸せ追及方程式をたどっても、埋め合わすことのできない「何か」に気付いた人が立ち止まり、振り返るときに、やはり必要とされたのが宗教ということなのだろうか。
 再読後、20年前の新人類と呼ばれた人たちは、今、どこでなにをして過ごしているのだろうか。
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