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このことによりゼーレとカヲルの関係、ゼーレが勝手に動き始めた碇ゲンドウを掣肘しようとする意図、またそもそもの人類補完計画とは何か?ゼーレの考える計画と碇ゲンドウが考える計画との違いは何かといった点を明確に読み取れるようになった。「君はボクと同じだね」という言葉にあるレイとカヲルの関係など、TVや映画ではわかりにくかったストーリーをわかりやすくなぞっていくことに成功している。
2点目は、前の第8巻あたりから目立ってきた描写だが、「人とのつながり」「他人との関係」というエヴァンゲリオン全体のテーマの強調。目立つのはシンジと綾波レイとの関係、“(レイとの)この距離感はこれ以上縮まることがあるのかな“というシンジの独白や(余談だが、レイの絵が以前に増して大人びている)。前巻であったネルフの中庭にある噴水そばで、ふたりが手をつなぐシーン(本巻でも回想される)は、その後の展開(ふたりの別れ)が予想されるだけに、ことさら厳かで印象的な場面になっている。
今まで幾多のエヴァ謎解本が検証していた謎の一端をわかりやすい形で提示していることだけでも本巻の意義がある。それだけに留まらず、エヴァの持っていたテーマの掘り下げなど見事。
な~んて小難しいことを考えなくても十分楽しめることは保証する。1年半ぶりの新刊、たっぷり堪能あれ!
人物相関図をまたしてもややこしくしている点はアニメと同様ですが、アニメよりもかなり早い段階で登場している為か(弐拾弐話はじめあたり)、アニメでの彼のジェットコースターで奇抜な行動がかなりゆっくりめに描かれている印象を受けました。
アスカとの絡みもあります。カヲルは女子トイレを覗いた上、アスカに「変態」とまで言われる始末(笑)
アスカ崩壊直前からレイが侵食される部分までが描かれており、アスカが崩壊していく場面では、アニメよりもゆっくりとアスカの内面が描写されており、わかり易くなっていると思います。
全体的にカヲルが主体に描かれていて、彼は初登場の仕方から何から何までアニメのカヲルとはかなり違っています。性格もちょっと違う。でもちゃんとカヲル。
アニメではまったく見えてこなかったカヲルの内面を少しばかり垣間見せてくれるシーンも多々あり、これからのカヲルの色んな意味での活躍を期待させてくれます。
シンジは今までの漫画版同様、アニメよりも若干強気なのは変化がないので、カヲルに対しても何かと反抗的に振舞っており、アニメのような最初からフレンドリーな付き合いはまったくしていません。現段階ではシンジはカヲルを嫌っているようす。
そんなアニメとは違ったシンジとカヲルのエンディングもどうなるのか、非常に楽しみです!
このことによりゼーレとカヲルの関係、ゼーレが勝手に動き始めた碇ゲンドウを掣肘しようとする意図、またそもそもの人類補完計画とは何か?ゼーレの考える計画と碇ゲンドウが考える計画との違いは何かといった点を明確に読み取れるようになった。「君はボクと同じだね」という言葉にあるレイとカヲルの関係など、TVや映画ではわかりにくかったストーリーをわかりやすくなぞっていくことに成功している。
2点目は、前の第8巻あたりから目立ってきた描写だが、「人とのつながり」「他人との関係」というエヴァンゲリオン全体のテーマの強調。目立つのはシンジと綾波レイと手をつなぐという行為(余談だが、レイの絵が以前に増して大人びている)。前巻でも同じ場面があるが、ネルフの中庭にある噴水そばで、ふたりが手をつなぐシーンは、その後の展開(ふたりの別れ)が予想されるだけに、ことさら厳かで印象的な場面になっている。
今まで幾多のエヴァ謎解本が検証していた謎の一端をわかりやすい形で提示していることだけでも本巻の意義がある。それだけに留まらず、エヴァの持っていたテーマの掘り下げなど見事。
な~んて小難しいことを考えなくても十分楽しめることは保証する。1年半ぶりの新刊、たっぷり堪能あれ!
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