エヴァ弐号機を引き連れ、最後の使徒がセントラルドグマを進む。
使徒がアダムと接触すると起こるサードインパクト。
それを阻止するためにシンジは初号機で追いかける。
そこで使徒から語られる最後の願い。その真意は?シンジはどう応えるのか?
トウジは死に、アスカは壊れ、綾波は、渚は・・・。
彼の守りたかったセカイは次々と失われていく。
はたして彼はこれからも世界を守るために戦うのだろうか?
『サードインパクトが起これば、争うこともない、君の理想の世界ができる。』
渚の言葉に揺れるシンジ。そしてついに人類補完計画が開始される。
11巻は心理描写や謎に重点を置いた内容で、一言で言えばエヴァらしい巻です。
特にドグマ内での会話はアニメを補完するような内容が一部あり、
『アニメ見たけどよくわからない』という人は理解の手助けになると思います。
シンジとカヲルの心理描写もアニメより詳しく描かれていると思いますが
イメージが一度ついたものを変更されるのは嫌だという人もいますので、
好き嫌いが分かれるかなと思います。
マンガではアニメと違ってカヲルの性格が悪いように描かれていますが
心の深い、デリケートな部分に踏み込めば摩擦が生じるのは当然で
無神経といえなくもないほどストレートな言動がシンジに好意を抱かせた理由と
取れなくもありません。
アニメでの『あの長い間』はマンガではさすがに使えないため
シンジが直接絞めるという別の表現になっていました。
シンジの心境を表した表現としては悪くなかったと思います。
苦々しさがよく伝わってきました。シンジが彼を忘れることはないでしょう。