待望の新刊。刊行ペースは遅いと感じるが、
内容は毎回充実しているし、貞本氏の絵もいいので不満は無い。
わたしは、このコミックスが惰性で描かれているとは思わない。
毎巻思うことだが、アニメでは見ることのできない登場人物の細かな
心理描写が丁寧に描かれているので、アニメの補完として読むことも
でき、よりこの作品が好きになった。
この巻では、特に心理描写の部分で読みでがあった。
自我に気づいた綾波の涙。
綾波の死を想い、過換気を起こしてしまうシンジ。
ふたりの感情を理解できず、不思議がりつつ動揺を見せるカヲル。
アニメを知らなくても充分に面白い。
アニメよりむしろ、丁寧に描かれたこのコミックス版が好きだ。
多少リリカルであったり、読者サービス的な場面もあるように感じるが、
それもまたコミックス版の魅力だ。
アニメ放送から10周年目での10巻目。
遅いが今後も期待している。