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58 人中、50人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
繊細な心模様,
By 双星たかはる (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 新世紀エヴァンゲリオン (10) (カドカワコミックスAエース) (コミック)
待望の新刊。刊行ペースは遅いと感じるが、内容は毎回充実しているし、貞本氏の絵もいいので不満は無い。 わたしは、このコミックスが惰性で描かれているとは思わない。 毎巻思うことだが、アニメでは見ることのできない登場人物の細かな 心理描写が丁寧に描かれているので、アニメの補完として読むことも でき、よりこの作品が好きになった。 この巻では、特に心理描写の部分で読みでがあった。 自我に気づいた綾波の涙。 綾波の死を想い、過換気を起こしてしまうシンジ。 ふたりの感情を理解できず、不思議がりつつ動揺を見せるカヲル。 アニメを知らなくても充分に面白い。 アニメよりむしろ、丁寧に描かれたこのコミックス版が好きだ。 多少リリカルであったり、読者サービス的な場面もあるように感じるが、 それもまたコミックス版の魅力だ。 アニメ放送から10周年目での10巻目。 遅いが今後も期待している。
31 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
ヒトとシトの物語。,
By アルティメット艦長 (埼玉県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 新世紀エヴァンゲリオン (10) (カドカワコミックスAエース) (コミック)
現時点でのエヴァ最新作。9月から公開される「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版」が果たしてどういうシナリオになるのか解らないけど。 アニメ、ゲーム、コミックと展開されている本作だが、私はこのコミック版のエヴァが一番好きである。 安心して読んでいられるのだ。 とはいえ、トウジが死んでしまったり、アニメの脚本原案に(一応は)忠実な形で進んでいる。 けれど、破綻的なアニメ版よりは、こちらの方が(私は)好きだ。 登場人物が、ちゃんとした「人間」なのだ。 それぞれが本当に人間臭く、情や義理といったモノが存在する。 作家である貞本義行が精神的にも成熟した大人だからであろう。 そこが、自己嫌悪・精神崩壊・現実逃避に至ったアニメ版とは大きな違いである。 まぁ、あれはあれで大好きなのだけれども。 コミック版は、本当に『ヒトを人として見ている』。 貞本自身、アニメやゲームの仕事が忙しく、中々本作をスムーズに連載出来ていないが、それでもやはり、このコミック版エヴァがどういった結末を迎えるのか、最後まで見届けたいと思う。
24 人中、20人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
「碇君は、わかろうとしたの?」,
By igel (愛知県) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 新世紀エヴァンゲリオン (10) (カドカワコミックスAエース) (コミック)
アニメ版は人物の心理がわかりにくい、何がいいたいかよくわからない、と言われることがありますがさりげない演出によって感情やメッセージは表現されています。 ただ、気持ちを説明するわかりやすいセリフが少ないだけです。 まんが版は効果音が無くストーリーもやや省略化されてるので、代わりにセリフは多くなり、それが人物の気持ちを理解しやすくしています。 感情を知らなかったレイがシンジと触れ合うことによって涙を流すほどに人間らしくなっていく過程は感動的です。 アスカやゲンドウ、リツコやミサトなど、他の人物達もレイのように深く描写できればいいのですが、ページや時間の制約があり、難しいようです。 しかし、それらの人物に対しても想像力を働かせてわかろうとさえ思えば、それぞれの寂しさや苦悩やジレンマが伝わってくると思います。 タイトルは、アニメ版でレイがシンジの内世界で問いかける印象的なセリフです。 「何も言ってくれないのにわかるわけないよ!」という前に、自分自身が他人を思いやることが出来ているかどうか。 問いかけられているのは碇君だけではないのかもしれません。 アニメでもまんがでも貫かれているエヴァのテーマのひとつだと思います。 いよいよクライマックス。期待をこめて星五つ!
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