エヴァキャラを流用したスピンオフコメディ、碇シンジ探偵日記は2巻で完結しました。
この最終巻に、後日談など、ストーリーを補完する類の追加は一切ありません。
単行本化に際して、2ページの作者後書きと各話の間にデフォルメされた落書きが追加された程度。
後書きで作者は「難しいことは考えず、気軽に読んで欲しい」と語っています。
しかし、気軽に楽しめるという事と、軽佻浮薄で中身がないのはまったくの別物。
第2巻には半端なメタフィクション発言をはじめとして、荒唐無稽な設定や手垢のついた表現が散見されます。
一言で言えば、吉村工の感受性の貧しさ、想像力の乏しさ、細部へのこだわりの欠如、それらが全てが露呈してしまった。
第1巻収録分からして、渚カヲルが面と向かってシンジを「使えねー」と評する、キャラ崩壊した描写が連載時にありました。
そもそも「使えねー」というセリフがあったこと自体言語道断。
本作品は、やる気のない駄作であります。打ち切られて当然。
本書のどこにも、500円を払う価値はないと断言いたします。
面白い作品なら2巻で終わりませんよ。