エヴァの謎解き本には著者の専門分野や関心領域の違いによって大きな違いがあります。
この本の冒頭は式波、真希波、青葉、日向など多くの登場人物の名前が日本の戦艦の名前であり、それぞれの戦歴が、登場人物のキャラクターに連動しているという記事がいきなり出てきます。悪いけど、読み飛ばしました。
この本の限界は、ところどころで「新劇場版でこの秘密が明らかになることが期待される」みたいな書き方で分析を断念しているところです。「人類補完計画」については一般的な解釈の域を出ていません。しかも、謎の答えを示している部分でも、その判断に至る過程が省略されている場合が多く、納得する、しない以前の問題を残しています。
どちらかと言えば、武器や車両の解説など「謎の核心」以外の解説に力が注がれています。この辺がこの著者(チーム?)の関心の中心なのでしょうね。うまく差別化されています。
謎の核心については、見えていない部分を妄想で補うことには慎重な姿勢をとっていますので、コアなファンには物足りないかも。どちらかというと、ストーリーの謎以外の物品リストみたいな感じなので、そうした使い方をする人向けです。