やはり、この作品で獲った、って感じですかね。
まあこの本で書いてることは、いつも通りの船瀬ワールド、って感じです。
科学的データの誇張や陰謀論、トンデモ論の類ですね。
基本的にこの手の論を展開する人というのは、そのバックボーンに何らかの考え方を持っていることが多いですね。
船瀬の場合も、一つ一つの論を結び付けて考えていくと、反権力とか反企業とか反資本主義みたいのが読み取れてくるんじゃないかと思うんですよね。
まあ典型的な反権力的文化人の考え方と同じなんですけど。
その大元の考え方へと持っていくための論を展開するための理由付けとして、トンでもな論を持ってきているんですよね。
しかも信憑性を持たせるためにいろんな手法を使ってるのも、いつもの通りで。
科学的な数値を持ち出したがるのはそれこそ「勝手はいけない」の頃から使ってた常套手段だし、陰謀論を展開するために「国家機関が隠蔽…」「企業が隠蔽…」って論は、それこそいろんなところで使われてますしね。
まあそういう古典的な論文技法を知るとか、船瀬の世界を研究したいとか、そういう人は読む価値ありでしょうけど、これを読んで純粋に信じ込んじゃうような人はちょっとまずいかも…って感じの本です。