この本は第一章が編者による「総論」、
第二章が専門家やロングステイヤーへのインタビュー、
第三章が各都市に住むライターたちによる情報という構成になっています。
総論もインタビューも興味深いのですが、
この本を特に優れたものにしているのは、
第三章を各都市に住むライターが書いているからだと思います。
本当に住んでいる人が書いているので、
非常にイキイキと現地の雰囲気が伝わってくるし、
各都市2ページずつ割かれたデータもえりすぐりのものになっていると感じられます。
また、第一章や第二章に書かれている
「最近では三十代、四十代のロングステイも増えてきた」という話にも
勇気づけられました。
リタイア後のロングステイを考えている人だけでなく、
たとえば家族で一週間とか二週間、コンドミニアムを借りて
「暮らし体験」してみたいと思っている現役世代にも、
ぜひおすすめしたい本です。