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新・平家物語(四) (吉川英治歴史時代文庫 (50))
 
 

新・平家物語(四) (吉川英治歴史時代文庫 (50)) [文庫]

吉川 英治
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

平治の乱以後、平家は目覚しい興隆期に突入した。一門の総帥清盛は、またたく間に位人臣をきわめ、平相国(へいしょうこく)と呼ばれる。一族の栄達はいうまでもない。その矢先に起った“車あらそい”の事件。娘徳子の入内(じゅだい)、厳島の造営など、彼の見果てぬ夢はつづくが、先の嵐に吹き堕ちた源氏の胚子(たね)も、無視できない大きさに。――爛熟と発芽と。相容(あいい)れぬ2つの世界があり、明日を待っている。


登録情報

  • 文庫: 462ページ
  • 出版社: 講談社 (1989/5/9)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061965506
  • ISBN-13: 978-4061965508
  • 発売日: 1989/5/9
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
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義経登場! 2008/2/11
形式:文庫
平氏の隆盛の中、いよいよ、鞍馬山の遮那王・九郎義経が登場する。
生まれながらにして、人の上に立つ資質あり、時に傲慢となる
こともあるという点が細かく描かれていたと思う。

また、母・常盤との対面も感動的な場面である。

次第に大きくなっていく、源氏の末裔、次巻も楽しみである。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
太政大臣の職も襲い、もはや位人臣を極めた相国平清盛。
有名な「平家にあらずんば人にあらず」の当時で
平氏一門はこの世の春を謳歌します。
何より戦乱を鎮め、大輪田ノ泊の事業に乗り出すなど、
政治家として辣腕を振るう清盛です。
亡き信西入道をお手本に、序々に清盛らしい政治も付け加えてゆきます。
巷の平太のころからの成長を肯定的に吉川先生も描かれてますね。

池ノ禅尼の計らいで頼朝は伊豆に、
常磐の3人の和子はそれぞれ相国清盛に助けられ
死一等を免れます。平家物語の世界観である「因果応報」・・・、
平治の乱から十余年、諸国特に関東の源氏ゆかりの人々は
頼朝や常磐の末っ子:遮那王のちの義経に期待をかけてゆきます。
この源氏の郎党感覚は「一所懸命」や「御恩と奉公」という
鎌倉武士の亀鑑となって行きます。

義経は関東を遊歴し奥州の藤原三代の下に身を寄せ
後年の活躍の下地となったであろう武将としての陶冶を
藤原秀衡から受ける事となります。

まだまだ隆盛の平家一門ですが、潮が満ちるようにひたひたと
水面下では源氏再興の細胞分裂も進んでいました。
「たけき者もつひには滅びぬ・・・・」なのです。
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By 青頭倶楽部 トップ50レビュアー
形式:文庫
当時の多くの作家と異なり、吉川英治は大学を出ていない。最終学歴は小学校中退
である。いくつもの職を転々としながら、独りで学んできた。貧困の中、小説や川柳を
試作していたが、作品のいくつかが懸賞小説に当選、作家としての頭角を表していく。
大変な苦労人である。風貌も村夫子然としている。彼の作風は観念的な"文学"など
ではない。歴史を描いていながら、どの登場人物にも感情移入ができるのだ。我々と
同じ"日本人"がそこにいる。それも彼自身が苦難の道を歩んできたからだと云えよう。

この巻は乱の後始末も終わり、つかの間の平穏が訪れているかのようでもある。だが
のちの治承・寿永の乱につながる源氏の胎動がはじまってもいる。九郎はたぎる若い
血の向くまま鞍馬を出奔し、金売り吉次のつてで平泉に身を寄せることになる。一方、
清盛は武家として初めての太政大臣に昇りつめ、位人臣を極める。平家が重職を占め、
「平家にあらずんば人にあらず」の時代が到来したのだ。いま本作を読了し、後の戦乱
を知ってしまうと、様々な諍いはあってもこの頃は平和だったなと思ってしまうのである。
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