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新・平家物語(二) (吉川英治歴史時代文庫)
 
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新・平家物語(二) (吉川英治歴史時代文庫) [文庫]

吉川 英治
5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容説明

人間世界の興亡、流転、愛憎を描く大ドラマ皇室と皇室が戦い、叔父と甥が戦い、文字どおり骨肉相喰むの惨を演じた悪夢の一戦――その戦後処理の中から、怨みに報いる新しい怨みを生んで源平の争覇は続く。

内容(「BOOK」データベースより)

保元の乱前夜、爛れた世の病巣は、意外に深かった。院政という摩訶不思議な機構の上に、閨閥の複雑、常上家の摂関争いの熾烈、その他もろもろの情勢がからみあって、一時にウミを吹き出す。―かくて保元の乱は勃発したが、「皇室と皇室が戦い、叔父と甥が戦い、文字どおり骨肉相食むの惨を演じた悪夢の一戦」であった。その戦後処理も異常をきわめ、禍根は尾をひいた。

登録情報

  • 文庫: 434ページ
  • 出版社: 講談社 (1989/3/24)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061965484
  • ISBN-13: 978-4061965485
  • 発売日: 1989/3/24
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.7  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
この巻は、保元の乱の事後処理と平治の乱のとっかかりまで
のストーリーである。

天皇と上皇方の戦いの後、天皇方の清盛、義朝は双方、肉親を打ち取り、
その首を差し出す。
内容は厳しいかつ、異常なものだが、目が離せない場面である。

また、上記とは無関係だが、この巻では、源氏と平氏の嫡子(悪源太義平と
平重盛)が初めて相まみえる。その場面が実に初々しく、若さがあふれんばかり
で大変、気に入った。吉川英治氏の表現力に改めて感服である。
このレビューは参考になりましたか?
9 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By "womei"
形式:文庫
 全16巻と、とても長い小説ですが読む価値は十分にあります。この時代と現代は全く違う世界ですが、盛者必衰の定理、そしてその過程で大きな被害を受けるのはいつも一般の庶民たちであるということは現在でも変わりは無いことでしょう。一人でも多くの人に読んでもらいたいです。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 青頭倶楽部 トップ50レビュアー
形式:文庫
なにしろとてつもなく長い期間を物語っているので、最初から最後まで出てくる人物は
いないのだが、もっとも広く長く登場する人物は怪僧・文覚と阿部麻鳥だろう。それに
続くのが大歌人・西行と源頼朝であろうか。「平家物語」の主人公は平清盛なのだが、
彼の没後から本格的な源平合戦がはじまるので、その登場期間は彼らほど長くない。

第一巻では清盛の家庭内の確執とのその生まれにまつわる秘密、遠藤盛遠(文覚)
との交友と遠藤が起こした大事件、佐藤義清(西行)の出家のいきさつ、鳥羽上皇と
崇徳天皇との角逐など、当時の世情と主たる登場人物の背景などを描いていたが、
第二巻からはいよいよ保元の乱と平治の乱の勃発となる。この大乱をきっかけとして、
世は乱れはじめる。また阿部麻鳥もこの巻からの登場となる。彼はこの物語を通して
様々な場面で姿をあらわす狂言まわしのような存在だ。もちろん架空の人物である。
彼はただの庶民であり、歴史を左右する存在ではない。だが物語は彼の目をとおす
ことで単なる軍記物に留まらず、庶民の視点が加わった複眼的なものになっている。
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