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新・平家物語(三) (吉川英治歴史時代文庫 (49))
 
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新・平家物語(三) (吉川英治歴史時代文庫 (49)) [文庫]

吉川 英治
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

平治の乱の実際の戦闘は、わずか半日だった。だが、この半日を境に源平の明暗は大きく分れる。源氏一門の棟梁義朝は、都を落ちてゆく途中で非業の最期を遂げ、その子義平、頼朝は勿論、常盤(ときわ)に抱かれた乳のみ児の牛若まで、業苦の十字架を背負って生きる。一方、宿敵の源氏を軍馬で蹂躙(じゅうりん)した清盛は、もはや公卿の頤使(いし)には甘んじていなかった。平家全盛の鐘は、高らかに鳴りはじめている――。


登録情報

  • 文庫: 422ページ
  • 出版社: 講談社 (1989/5/9)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061965492
  • ISBN-13: 978-4061965492
  • 発売日: 1989/5/9
  • 商品の寸法: 14.8 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
新院方が敗れ、爾後は信西入道が首班となり戦犯の処罰から
新政の企画立案と機を見るに敏、事を決するに断の姿勢で、
打って変わったその宰相ぶりを如何なく発揮します。
ただこれらは平家の武力背景のもとに行えた事でした。
思えば保元の乱は信西入道の雄渾なシナリオだったんでしょうね。

しかしながら、何事も急展開は反動も生むもの・・・。
やがて、反信西陣営は天皇、上皇の身柄を監禁し
クーデターの狼煙を挙げ、宰相信西入道も凶刃に斃れました。

ここで、大弐清盛は乾坤一擲の勝負を、源氏と戦う事を決断します。
それは藤原北家による摂関政治が終わりを告げ、やがて永きに亘って
日本を支配した武家政治の始まりの決断でした。

この時の清盛の描写もおおらかで、人を統べる器量の何たるかを
吉川先生は見事に活写しています。
やがて、紫宸殿の左近の桜、右近の橘の大庭で夜目にも鮮やかに
義平、重盛の一騎打ちが行われ、それぞれの御曹司は
自家の命運と誇りを賭けて駒を駆け合わせます。名場面ですね。

この戦を以ってついに、廟堂にも実力と影響力のある
平清盛の時代が訪れることになります。
源義朝はまだまだ若く、武者の域を出ていませんでした。

保元の頃の処断の悲惨さも清盛の記憶に新しく、頼朝も常盤の3人の和子も
奇蹟的に死を免れます。この世に源氏の血筋は残ったわけです・・・・。
この時の清盛は得意の絶頂で、後年源氏の反攻による一門の落魄・流亡など
想像だにしなかった事でしょう。

ここから遥かな源氏再興の萌芽がみられます。
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形式:文庫
清盛はなぜ、頼朝を助けたのだろうか。
私たちをはじめ、後世の人は結末を知っているだけに、そう思うことだろう。

その部分の分析が少し物足りなかった。ただ、描写は見事であり、情景が目に浮かんできた。牛若の母、常盤と清盛の関わりもあまり知らなかったので、少し驚いた。

ただ、麻鳥の登場は少ししつこい気がする。彼の描写にページを割くのであれば、物語のメインとなる人々の描写に費やしてほしいと思ったのは私だけだろうか・・。
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By saho
形式:文庫
平清盛、源頼朝・義経、崇徳上皇や後白河法皇、
誰もが一度は耳にしている人物が活躍する時代。
メジャーなようで、でも実情はよく知られていない。
たとえば、保元・平治の乱など、この時代をクリアにしたい人にオススメです。

いろいろな人物の立場になって話が進んでいくので、多角的にこの時代を理解することができる。
また、変に平氏を悪者にしたり、源氏をほめたたえたりしていないので、
公平な目で歴史を把握することができる。

作者は、下手な大学教授より、よほど研究していると思われる。
脱帽です。
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