36年も前の作品なので、画質の粗さは仕方がない。一般にナタリー・ドロンのヌードとセックスシーンが見ものだと思うが、個人的にはより若く、弾けるような裸体を晒すミュリエル・カタラの方に軍配を上げたい。内容としては、フランス的と言うべきか、バカンスを家族や関係者と一緒に過ごし、セックスにも奔放的に描かれている。憧れのあの娘とセックスしたいが、経験がなくどうしたらよいのか。夢想と焦りばかりが強くなる中、魅惑的なおば(ドロン)に手ほどきを受け、すっかり性に成長していく、という話はありふれたものであるが、自然の中での性の営みが描かれていて、少しも猥褻さを感じさせないのは流石だ。面白いのが、日本のテレビで放映されたときの吹き替えも収録されている点。訳は下手だし、一部吹き替え音声がない箇所もあるのは残念だ。著作権の問題も難しかったであろうと推測されるが、テレビ放映時の吹き替えも収録するというのは大変面白い試みであると思う。本場フランスでもまだDVD化されていない作品であり、中古VHSがかなり高額で売られているので、このDVDは大変歓迎したい。かつて日本のテレビでは放映されたが、本国を含め、未だDVD化されていない作品もあるので、このDVDと同じように、日本放映時の吹き替え音声も収録したDVDの発売を強く望みたい。