コルトレーンは忘れられた人なんかではない。今月末に「ライヴ・イン・ジャパン(完全盤)」等がリリースされる、死後40年以上たっても現役の人だ。
本書はこれからも再発等が繰り返されるだろうコルトレーンの195アルバムを録音順に並べた格好のナヴィゲーター。リーダー作だけでなく、例えばマイルス・バンド時代の作品も掲載。
録音順を徹底しているため、例えばLive Traneは、1961、62、63、63と4回登場する。でもそのおかげで、コルトレーンのキャリアを時間順に追うことができる。索引もしっかりしている。
そして、個々のアルバムの解説に加えて、コルトレーンはどう聴くか、何から聴くか、ささやかなストーリー、コルトレーンとはなんなのか、といったミニ解説つき。どの文章もコルトレーンへの敬愛に満ちている。
巨人・コルトレーンの足跡を系統的に理解・整理するのに好適な本だ。