このシリーズが出版されるまでのマイレージ関連の本はどのマイレージが有利かということについて書かれている物がほとんどでした。
また、その結論もマイレージの有効期限が実質ない、NWやUAなどの米国系航空会社のマイレージが有利とされてきました。
日本国内でマイレージプログラムを持っている航空会社はANAとJALだけですし、海外に行く機会が少なく、国内線の利用が多い方についてはNWやUAを選択する意味はありません。
この本は国内でもっとも簡単にマイルをためることができるANAに集中してためるための本です。
国内線・国際線での利用をいかに効率的にマイルにするかや普段の生活でマイルをためる方法についてはマイラーとしては初歩の内容ですし、全般的に初級者向けだとは思います。
また、基本的に裏技のようなものは入っていません。
陸マイラー上級者にはかなり物足りない内容かもしれませんが、これからANA中心にマイルをためていこうとしている初級者が知識として知っておかなければならないことが、うまくまとめられていると思います。
06年−07年版との違いは以下の項目です。
・2008年度の「ANAマイレージクラブ」の規定変更対応
・ANAマイレージクラブ単体ではなくスターアライアンスでの貯め方や利用法をまとめている
・スターアライアンス各社の要点やマイレージプログラムについてまとめている
・地区別の攻略法を掲載
具体的にはANAマイレージクラブの規定変更により特典航空券をシーズンや路線を選んでおトクに使う方法やマイルが貯めにくくなったEdy利用に変わる案として提携関係やポイント交換の仕組みを使う方法をまとめています。
章として「スターアライアンス各社とマイレージ」と「地域別攻略法」が追加された代わりに「スターアライアンス特典航空券による世界一周旅行記」などのスペシャルコラムがなくなりました。
「スターアライアンス各社とマイレージ」については「日本語ホームページが利用できるか」や「各社の路線網」「マイルのため&方使い方」「その他の特長」などの概要がまとめられています。
また、「地域別攻略法」では「航空機の利用と空港の機能」や「マイルが貯まるホテル」「マイレージ提携ショッピングの機会」「マイルがたまるタクシー会社」「飲食でマイルがたまる店」などの地域特性がまとめられています。
どちらも、全て公式サイトを調べればわかることです。
スターアライアンス各社の路線でANAのマイルを獲得するということなら「どの時期にどの航空会社の運賃が燃油サーチャージ込みで安いのか」「どのようなルートで航空券を購入するか」などをまとめた方が資料としての価値は上がったかもしれません。