天皇論と合わせて,戦争論1〜3の三冊をまとめて読みました.戦争論1,2で事実を確認しておいて,本書で総括という感じです.大東亜戦争と現在とが自然に結び付いて見られるようになるシリーズです.本書を読み,はたと現在の国内外情勢を見れば,世界の力学は大東亜戦争前後でさほど変わっていないと見えます.それなのに,日本国民だけが情報操作によって,健全な思考能力を奪われ,馬鹿になり,自らの手で国を衰退させようとしているように思えます.これは大国の思惑通りなのでしょうか.日本国存亡の危機を感じずにはいられません.先の敗戦で,戦勝国が我々から奪った知識と論理を取り返してくれるのが,この戦争論シリーズだと思います.学校教育で歴史を学んだだけの人には,本書から学べることは非常に多いと思います.