大腸疾患が専門の医師によって執筆された比較的わかりやすい本である。オリーブオイルのオレイン酸の働きで悪玉コレステロールが減少する、という。
冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞)は、血管の内側が細くなり血流阻害が起こり、初め胸の痛みや圧迫感が起こる。動脈硬化が原因である。これは、高脂血症や糖尿病などの生活習慣病と、脂肪の摂りすぎに起因する。肉、乳製品、卵の動物性脂肪が良くない。ところが、オリーブオイルは冠動脈疾患予防効果がある。これは地中海沿岸地域の食事で証明された、という。
地中海地域では、炒め物・ドレッシング・ソースにオリーブオイル(=不飽和脂肪酸)が使われる。野菜や豆類、果物などの食物繊維を豊富に摂り、チーズやヨーグルトなどの新鮮な乳製品を摂る。彼らは牛や豚などの肉は好まないので動脈硬化を促進する飽和脂肪酸の摂取量が少ない、という。
オリーブオイルの効果は、さらに、うつ病予防・抗酸化作用・糖尿病予防・アンチエージング効果・25g/day摂取で便秘解消などがあるという。毎日35g摂取で万病退治とダイエット可能(太らない)であるという。35gは約300kcalもあるのに、私の実験では、この程度摂取しても全く太りはしませんでした。お通じは良くなりました。
臨床データとグラフ(統計的有意水準とnの値も記した)が非常に少ないのが残念に思う。しかし、お薦め本です。