2012年には米ドル中心の基軸通貨体制が崩壊するという。しかしその前に最後の悪あがきとして、彼らは金を暴落させ、金価格は一時的に2500円〜3000円あたりまで割り込むという予想を、副島氏はしている。ドルや米国債が紙くずになれば、日本政府や、日本の大手銀行もただではすまない。年金もあきらめざるを得ない。お金のある方は本書を参考にして、資産防衛をするべきだろう。
米国の不良資産は4京円、実損で処理しなければいけない財政赤字は、4000兆円〜5600兆円もある。アメリカもEUも、日本が行った様な、中央銀行が国債を買うという禁じ手を使っている。7月に成立した米国の金融規制改革法は、実は、FRBの権限を強化する内容だった。世界は統制経済へと向かっている。
この状況下で、BRICsは、鉱物資源の価格支配権を握りつつあるという。またその中でも中国は、次の金融危機の影響を最も受けないだろうと、副島氏は予想をしている。
最後に副島氏は、反小沢クーデターを起こし、鳩山政権を崩壊させた、裏切り者達の実名と写真を挙げて、怒りを表明している。郵政米営化が実現へと向かい、アメリカの支配下にある官僚に対する、公務員制度改革が露と消えてしまった。副島氏は、期待する3名の政治家の名を書き記している。
あとがきは、辛口の読者への批判となっている。憂国の志士である、副島氏の思いがよく分かる部分なので、お金の部分だけでなく、最後まで本書を読んで欲しいと思う。是非とも、多くの人と真実の情報と知識を共有し、激動の時代をくぐり抜け、日本再生の希望へとつなげたい。