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新しい高校化学の教科書―現代人のための高校理科 (ブルーバックス)
 
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新しい高校化学の教科書―現代人のための高校理科 (ブルーバックス) [新書]

左巻 健男
5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,260 通常配送無料 詳細
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

はじめに

 --もっと面白い、やりがいのある理科を!

 化学、生物、物理、地学の4教科がそろったブルーバックス高校理科教科書シリーズは、すべての高校生に読んでもらいたい、学んでもらいたい理科の内容をまとめたものだ。理系だろうと、文系だろうと、だれもが学習してほしい内容を精選してある。
 そして、本シリーズ4冊を読破することで、科学リテラシー(=現代社会で生きるために必須の科学的素養)が身につくことを目指している。
 本シリーズの特長を紹介しよう。

(1)内容の精選と丁寧な説明
 高校理科の内容を羅列するのではなく、検定にとらわれずに「これだけは」という内容にしぼった。それらを丁寧に説明し、「読んでわかる」ことにこだわり抜いた。
(2)読んで面白い
「へぇ~、そうなんだ!」「なるほど、そういうことだったのか!」と随所で納得できる展開を心がけた。だから、読んでいて面白い。
(3)飽きさせない工夫
 クイズ・コラムなどを随所に配置し、最後まで楽しく読み通せる工夫をした。
(4)ハンディでいつでもどこでも読める
 持ち運びに便利なコンパクトサイズ。電車やバスの中でも気軽に読める。

 本書『化学』編も、以上の特長を備えている。
 また、とくに次の諸点も工夫したつもりだ。
化学は「物質の性質、構造、反応を研究する学問」である。その学問の性格にふさわしく、いつも具体的な物質をメインに据えながら説明するようにした。物質にはくり返し化学式をつけて、化学式に自然に慣れ親しむようにした。
 現在の中学校理科の化学領域では、原子の内部構造を一切学習しない。原子核も電子も「発展」として一部の生徒が学習するだけである。原子核、陽子、中性子や電子は高校で初めて学ぶのだ。そこで、そんな中学校理科の化学領域からでもスムースに入っていけるように、まず原子について丁寧にわかりやすく説明している。
 原子のモデルについては、あえて、電子配置をボーアモデル(K,L,M…殻)にとどめ、そのレベルで丁寧な説明をすることにした。
 化学と生活、環境との関わりについては、とくに意識的に取り上げた。化学が生活や環境と密接に関係しており、化学を学ぶことで生活や環境を化学の目で見ることができることを願っているからである。

 本シリーズ4冊は、高校生の他に、こんな人たちにも読んで欲しい。
・少しでも科学的な素養を身につけたいと願う社会人
・化学、生物、物理、地学をもう一度きちんと学習したいと考える社会人
・化学を勉強せずに工学部に入った大学生、生物を勉強せずに医学部に入った大学生
・試験の問題は解けるのだが、ものごとの本質がよくわかっていないと感じる大学生

 なお、このブルーバックス高校理科教科書シリーズ4冊は、ベストセラーとなった中学版『新しい科学の教科書I~III』(文一総合出版)と同様、有志が集い、教科書検定の枠にとらわれずに具体的な教科書づくりをした成果である。

最後に、ブルーバックス出版部には、原稿について忌憚のない意見をいただき、よりよいものに改善することができた。感謝申し上げる。

  2006年1月20日      編者 左巻健男

(本書より)

内容(「BOOK」データベースより)

中学校理科の化学領域からでもスムースに入っていけるように、原子について丁寧にわかりやすく説明。具体的な物質をメインに据えながら説明し、物質にはくり返し化学式をつけている。読んでわかるから面白い!現代人に必須の科学的素養が身につく、検定外高校化学教科書。

登録情報

  • 新書: 400ページ
  • 出版社: 講談社 (2006/1/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4062575086
  • ISBN-13: 978-4062575089
  • 発売日: 2006/1/21
  • 商品の寸法: 17.2 x 11.4 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.2  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
36 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Josquin
形式:新書
身近な内容や最近の話題などを取り入れ、全体の内容としては面白いものになっています。各節に設けられたクイズも結構楽しめます。

また、従来の本ではあまり詳しく書かれていなかった部分(水和など)が結構詳しく書かれていて、「なるほどなぁ」と思うところもありました。

しかし、「新しい科学の教科書(現代人のための中学理科)」みたいな「検定外教科書」だというようなインパクトは全くありません。従来の教科書に上記のような話題を取り入れただけになっています。

高校の化学を復習したい人、初めて勉強する人、化学と生活のつながりを知りたい人などには悪くない本だと思いますが、「検定外」的なものを求める方は、大学受験向けの参考書を買った方がよいでしょう。

あと、ソルベイとかブレーンステズとかいう人の名前の書き方が気になりました。教科書というからには、ここは教科書に合わせるべきかと。
このレビューは参考になりましたか?
37 人中、33人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
私はこの本に、2つのことを期待した。一点目は、読んで面白い「教養書」としての側面、もう1つは、高校で十分に化学を学ばなかった人、習ったことを忘れてしまった人が、実生活でさまざまな物質(たとえば、食品添加物や医薬品)に接したときに、それについて的確な理解をするための「実用書」としての側面。

このうち、前者については十二分といえる内容だ。酸素分子の構造(これは理系の大学2年生くらいで習う内容だが、一般人レベルではほとんど知られていない)、水の電気分解のメカニズムなど、大学受験までみっちりと化学を勉強したと自負している私でも楽しめる内容だった。

しかし、後者の「実用書」としての側面は、新書判1冊に高校化学の内容をコンパクトにおさめるという制約上、取り上げる分子種が本当に基本的なものに限られており、物足りない内容になってしまった。もう1冊、有機・生化学分野の各論書を「発展編」として出版してもいいのではないだろうか。

内容的に高く評価したいのは、化学の暗記科目としての側面、たとえばそれぞれの反応の実験手順や温度条件などの細かい情報をバッサリと削ったこと。実験するなら実験の手引きは別の本に譲るべきだ、という立場なのだろう。

逆に内容的に不満なのは、各章を分担執筆者が別々に書いていて、表記の統一や相互参照、各分野の連関性への言及が必ずしも十分でないこと。たとえば、大抵の高校生が{暗記」という道を選ぶクロム酸のpH依存性

  2[CrO4]2- + 2H+ ⇔ [Cr2O7]2- + H2O

は、別のところに記述されている「ル・シャトリエの原理」で簡単に説明できるのだが、この本は旧来の教科書同様、クロム酸は酸化還元の項で扱い、ル・シャトリエの原理は化学平衡の項で扱う、というふうに、別々の扱いになっている。筆者たちは精力的に改版する予定のようであるから、積極的にフィードバックしていきたい。
このレビューは参考になりましたか?
44 人中、30人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 少伯
形式:新書
私は、教科書に目新しい内容はそれほど必要ないと考えています。

その代わり、執筆時点で可能な限り正しいと考えられる内容をしっかり書き表すことが必要と考えています。

この本は、新学期に間に合わそうとしたためか、正確性に問題ありと思います。第一章の原子核の構造の解説で、中間子の発見者が湯川秀樹博士と書かれています。(湯川博士は、中間子の存在を予測して論文を書いた。それによりノーベル賞か授与された。理論を打ち立てたのであって発見者ではない。)

何も知らない人が、「教科書」に載っていたからと信じてしまった時は他の一般の書籍より問題が大きいです。

「教科書」と謳う以上、通常より厳しく校正していただきたいものです。
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