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新しい階級社会  新しい階級闘争    [格差]ですまされない現実
 
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新しい階級社会 新しい階級闘争 [格差]ですまされない現実 [単行本(ソフトカバー)]

橋本 健二
5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

日本社会は、もはや「格差社会」を超え、階級間の利害が厳しく対立する「新しい階級社会」へと変質しつつある!
階級社会を永年に渡って研究し続けてきた気鋭の社会学者が豊
富なデータを駆使して検証する。

内容(「BOOK」データベースより)

貧困化による負の連鎖が日本社会を覆い始めた。

登録情報

  • 単行本(ソフトカバー): 239ページ
  • 出版社: 光文社 (2007/10/24)
  • ISBN-10: 4334975259
  • ISBN-13: 978-4334975258
  • 発売日: 2007/10/24
  • 商品の寸法: 18.6 x 13 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 204,222位 (本のベストセラーを見る)
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29 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By blackstar トップ1000レビュアー
形式:単行本(ソフトカバー)
 「下流社会」が話題になり、ヒルズ族とニートが対比されている時代はまだ牧歌的だったのかも知れない。昨年佐野眞一氏のルポで東京都足立区の中学生の家庭で何と4割以上が就学に際し社会福祉の恩恵を受けているという事実が白日の下にさらされてから、事態は想像以上に深刻な問題として認識されたと思う。もはやこれは格差問題ではない。貧困問題である。本書では更に多くの数値・統計を挙げて、日本の現状を分析する。

 本書にたびたび引用されているように、政財界の要人が「日本はまだ格差が少ない」というのは欺瞞である。先進国中では貧困率の度合いはトップレベルだ。「競争は悪いことじゃない(小泉元首相)」「皆さんそんなに困っているわけじゃないでしょ(福田首相)」発言の主は恵まれた二世、三世政治家である。

 ディケンズ的社会と言ったような言葉が英語にはある。チャールズ・ディケンズは「オリヴァー・ツイスト」他の文学作品でと当時の英国の過酷な貧困層の実態を描いた。貧困層の研究は、英国の資産階級の人間が始めた。彼らは持てる者、知識階級の義務を理解していたのだ。

 「自分とその子孫が資産を持つことができればそれでいい」と考えれば平和なのか。否、そうではなかろう。社会的階級の上昇が困難になり、希望が無くなった社会は疲弊する。不安になる。

 高い税率にして福祉・平等社会にするか、犯罪の多い格差社会にするか、単純な二者択一ではないし、その度合いは判断が難しい。しかし「人生の満足度は金だけじゃない」と持てる者がうそぶくならば、この問題はもう少し考えた方がいい。

 学者の書いた本にしては階級闘争を煽るような文章が多いが、これはあえて関心を喚起するためだと思う。いずれにしろ、読後深くため息をついた。
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50 人中、42人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本(ソフトカバー)
 ここ数年、店に行っても電車に乗っても思うことがある。そこで働いている若い人たち。
あなたは契約社員か派遣社員なのですか?あなたの安い賃金のおかげで、私の生活が快適に保たれているのではありませんか?
 私の職業人生の始まりは、25年前。地方自治体の嘱託公務員だった。自給850円。それが今でも、ほとんど変わっていないと聞く。私は正規雇用になるように上司から声をかけられたが、今ならどうだろう。低賃金で能力を使い倒されているのではないか。
 本書は、正規雇用のホワイトカラーに選択を迫る本である。題名はいかついが、革命を謳ってなどいない。社会の不平等に気がついたアンダークラスたちが耐え切れずに爆発する前に、彼らから受けている恩恵を彼らに返すべきだ。それこそが、社会を健全にたもつために支払われる「痛み」だろう。それをせず、彼らから絞りとって、さらに上の階級を目指すのか?
 神様から垂らされた一本の蜘蛛の糸にすがったカンダタは、それを独り占めしようとして、結局糸を切られることになった。私たちも彼と同様に、恐怖に駆られて人を蹴落とすのだろうか。いや、もうそうしているのだろうか。そのような社会は、アンダークラスにとってはもちろん、一見安定したホワイトカラーにとってもどれだけ暗いものかを、本書は教えてくれる。
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13 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By
形式:単行本(ソフトカバー)
格差論といえば、独自に収集したデータを分析した内容で論説を作っている
三浦展氏が非常に目に付くこともあり、データ(つまり図表)が少ないと
物足りないように感じてしまいがちです。

しかし、著者が用いているデータについては公的なものであり、
そこから自論を導いています。また、戦後当時の名画をもとに現在の格差社会
との共通点を示している点は他の格差関連本では見られず新しい
視点でした。

戦後の日本と現在の日本では、まったく状況は異なりますが、
アンダークラスが持つ思いなどは同じなのではないかと思わせる
説得力がありました。

前半部分の内容があまり好きでなかったこともあって星3つにしましたが
後半部分の名画の論説や、公務員と階級闘争についての今後については
非常に面白い内容でした。
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