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31 人中、27人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
希望,
By ガラガラス (横浜) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 新しい人よ眼ざめよ (講談社文庫) (文庫)
ご存知の通り、著者には障害を持った息子さんがいらっしゃいます。そして、その息子さんとの関わりを題材に小説を書いておられます。 この本もそういう本です。 語り手の僕は、息子イーヨーと自らを一体のものとしてとらえてきた。 このような恐れの克服の過程は、一言では言い表せないが、最後にイーヨーは、父親から独立した一人の人間として、「新しい人」として現れてくる。 難しい小説で、正直なところ、よく分からない部分も多々あったけれど、それでも、読み終わった瞬間に希望が、光り輝くような希望が、胸に満ち溢れるようでした。
23 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
大江氏の大きな作品です,
By
レビュー対象商品: 新しい人よ眼ざめよ (講談社文庫) (文庫)
「万延元年・・・」「個人的・・・」に並ぶ、大江氏の代表作品です。ブレイクの詩作を引用し、それを主人公自身の日常体験をもとに、相互的に解釈してゆく、といった内容の作品です。この作品は、僕としては、知的にコントロールされた文体も難解すぎず、とても充実した読書体験をすることができました。最終章の終わりに綴られた文章は暗記してしまいました。大江氏の作品の中でも、特におすすめします。
12 人中、10人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
イーヨーの断片的な言葉が救いです,
By
レビュー対象商品: 新しい人よ眼ざめよ (講談社文庫) (文庫)
イーヨーを中心とした父、母、妹、弟の関係の中で、いくつかの組み合わせのやり取りのある中で、兄妹弟の中でのやり取りが将来に希望のもてる興味深いものでした。妹弟は、両親がイーヨーにかかりっきりになっている感情を抱きながらも、各々の成長も表現されているところが安心しました。障害をもつ人の自立は、障害をもたない人の自立以上に時間も忍耐もかかるわけですが、それを不器用に試行錯誤しながら奮闘している主人公に心が震えると思います。
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