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新しい世界観を求めて
 
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新しい世界観を求めて [単行本]

佐高 信 , 寺島 実郎
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

過激な批評的知性・佐高信と、グローバルに時代をとらえる寺島実郎が、希有なる対話によって明らかにする戦後思想と現代日本!

内容(「BOOK」データベースより)

世界を読み、日本を知り、未来を生きる。時代を切り拓くための世界観を問う、白熱の対談集。

登録情報

  • 単行本: 208ページ
  • 出版社: 毎日新聞社 (2010/6/29)
  • ISBN-10: 4620319929
  • ISBN-13: 978-4620319926
  • 発売日: 2010/6/29
  • 商品の寸法: 19.2 x 12.8 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By ぽるじはど トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:単行本
 親米保守ながら、世間が右に寄ってきたことで自称リベラルとなった寺島氏が、佐高氏自身が欠けていると自認する「世界の読み方」を佐高氏に教授するかのように、8割方話す対談本。

 北方領土を日本に返還して、米が基地をつくりたいといった場合、日本はそれを断れるのか?
 シンガポールのような管理権を渡さない在日米軍基地のあり方。
 イラン革命に巻き込まれた戦後最大のプロジェクト、石油開発におけるインテリジェンスの貧困。
 実は収奪するが、反英モニュメントも意識も残させずに撤退する、英の支配者の美学といった、日本に独立国家としてのステータスはあるのかを問う部分から、『ゴジラ』を戦災映画とし、続編で緊張感の薄れを、日本人の戦争・核への意識変化と捉えるサブカルチャー論まで、世界の中の日本を映し出す。

 世界に出た寺島の視点には、寺島について初読でもあることから、新たな発見があり、同年代でありながら、日本で根を張った佐高と同様に、石橋湛山などを評価している点より、互いの共通項も見いだせた。

 奴顔を晒し、惰眠を貪る事に何の違和感も覚えず、自分の頭でものを考える事なく、米の保護領として奴隷頭面を下げて生きているとの自覚をどれだけの日本人が持ち、そこからの脱却に行動を移すのか。
 先ずは民主主義を国内で確立させねばならぬが、多様な文化を内包し、懐の深さを持ち、お互いが敬愛しあえる柔構造を、読者は体現できているのかも問われている。
このレビューは参考になりましたか?
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 名無しさん VINE™ メンバー
形式:単行本
賢人2人の対談。小さくまとまりがちな日本のヴィジョンの枠を広げてくれそうな本。それは、「問題を提起することよりも、問題を解決する力に賭けたいんです」「日本人は自分の頭で物を考えていない。(中略)監獄に閉じ込められていることも忘れて、今日は看守が優しかったとか、飯の盛りが多かったとか、その程度のことで幸せを感じてしまっている」という発言に端的に集約されている。時代の変化についていける幸せな日本を求める人にはぜひ読んでほしい。
このレビューは参考になりましたか?
8 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
反体制に立っている佐高信と肌合いの違う寺島実郎との対談は、互いの立ち位置をくっきりと浮かび上がらせた。寺島の考えていること、本音がより直截に出てきた内容になっているので、大変に面白く、触発されながら読み終わった。

司馬遼太郎も梅棹忠夫も対談の名手であったが、対談という言う知的装置は同時代の巨人という相手との知的緊張と人間的紐帯の中で、その本質がより先鋭に出てくるという仕掛けを持っていることを改めて感じた。

以下、私の琴線に触れたそういう部分のみをピックアップしてみた。

* 私は誰かのブレーンになることで満足できるほど単純ではなく、受け身の人間でもありません。
* ポピュリズムの行き着く先は、歴史の教訓が教えているのは確実にファシズムなんですよ。(フランス革命のナポレオン、ワイマール共和国のヒットラー)
* 本当の意味での社会政策、さらには本当の意味での分配の基軸を再考する必要がある。、、誰が分配の恩恵を被り、誰が分配を負担していくのかということについて、明確な政策思想を打ち出して方向性を定めていかないと、、
* 僕は石橋湛山という人の見識を非常に尊敬しているんですが、、、軍国主義が吹き荒れている時に、「小日本主義」を掲げて満州を放棄してでもアジアとの連携を図るべきだと言っていた。
* (日米関係の抱える問題)いま我々が議論しているテーマというのは、現代の条約改正なんですよ。、、情念と時間がかかる。、、普天間問題はあちこちに迷走していたけれども、あれがきっかけとなって条約改正が行われたと総括するような形にしていかなればいけないと思うんです。
* 僕はリベラル保守という立場で一貫しているつもり、、
* サバイバル・ゲームですから、僕はそこが他の人と違うんですよ。取材して歩き、見て論じるだけではなく、問題を解決しなくてはいけない。
* 小学校の時に、僕が生徒会長をやっていた時、、
* 市井のの人というのが一つのキーワードになりますね。言い換えるならば、それは民族の地力と言えるでしょう。
* 「種」((類は人類、種は民族や国家、個は個人)のところに身を置いて議論すると、右からも左からも現実に批判される。その気迫がなかったら、とても発言などできません。だから、個から類へ飛ぶ。そうすれば誰も反対できないわけですから。
* 「小さな正義」と「大きな正義」、、。方法論がよくないというような「小さな正義」、、大事なのは「大きな正義」、、。時代を変えたり、社会を変えたりするもの、、。その軸を失ってはいけない。
* 僕の視点は、問題の本質がどこにあり、いかにその問題を解決するかにあります。、、責任を共有し実務を実行する。
* 僕は小田実よりも加藤周一を敬愛している。
* 僕が共鳴心を働かせる人間は国境を越えて闘った人です。
* 「こいつはダメだ」と思ったら歯牙にもかけず、その人物には五分と時間を使いません。
* ほとんどの人に襲いかかってくる中年の危機があります、、自分の能力の限界や人間関係を含めて様々なことで挫折し悩みます。、、問題はそれをいかに乗り切るかです。、、それぞれの人たちが、どういう形で自分の中年の危機を乗り切ったのか。いろんな意味で興味があって対談を続けてきました。
* 人間は人間によって育ちます、、。
* 「リベラルである」とは「相対的である」という意味です。絶対的な価値に酔いしれないことがリベラルということです。つまり、自分の頭で物を考えているかどうかです。、、自分の頭で考える力のある人間がリベラリストなんです。
* 私自身は、生身の人間として体制と帰属組織に身を置きながらも、体制との知的緊張を失うまいとの思いで「体制の全体知」を求めてきた人間だが、「反体制の詩人・佐高信」の潔い目線は常に心に置かなければならないと感じている。
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