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断絶 [DVD]
 
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断絶 [DVD]

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登録情報

  • 出演: ジェイムズ・テイラー, ウォーレン・オーツ, ローリー・バード, デニス・ウィルソン, ハリー・ディーン・スタントン
  • 監督: モンテ・ヘルマン
  • 形式: Color, Dolby, Dubbed, Subtitled, Widescreen
  • リージョンコード: リージョン2 (このDVDは、他の国では再生できない可能性があります。詳細についてはこちらをご覧ください DVDの仕様。)
  • 画面サイズ: 2.35:1
  • ディスク枚数: 1
  • 販売元: キングレコード
  • DVD発売日: 2007/04/11
  • 時間: 102 分
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.4  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • ASIN: B000JSIBIQ
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: DVD - 8,351位 (DVDのベストセラーを見る)
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商品の説明

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   ジェイムズ・テイラーがザ・ドライバーを演じている。車に夢中のレーサーで、髪はボサボサ、会話を排除する集中力をたたえている。彼はアメリカの田舎の裏通りを旅する。相棒はザ・メカニック(ビーチ・ボーイズのデニス・ウィルソン)。やはり車を扱っている時だけ自分になれる男だ。ザ・ドライバー、ザ・メカニックという呼び名だけで、2人に名前はない。放浪する存在であり、その背景となる生活は一切描かれない。改造した55年型シボレーで次々にレースをこなしながら、終わりのないハイウェイを走る。途中でヒッチハイクしていたガール(ローリー・バード)を乗せる。その存在は、男たちのトンネルのように前以外が見えない状況を打ち破る。饒舌な中年の凄腕レーサーGTO(ウォレン・オーツ)に出会い、国を横断するレースで競うことになる。モンテ・ヘルマン監督の『断絶』は現代アメリカをかつてないほど淡々と浮き彫りにした作品で、道端のダイナーや休憩所のぼんやりとした風景を背にした断絶と執着を描いた抽象的な習作だ。テイラーとウィルソンは適切に無表情な演技を見せている。ただ、ザ・ガールが嫉妬心をかき立てる時に感情を顔に出すだけだ。オーツはしゃべりまくる精力的な人物で、シーンごとに新しい一面を見せる。まるで東海岸と西海岸の間で打ち返されるピンポンを演じようとしているようだ。「スピードはどのくらい出る?」ザ・ドライバーはGTOの車に見とれて尋ねる。「思いのままさ」GTOは答える。ザ・ドライバーは鋭く切り返す。「思いのままに走れることはない」。どれだけスピードをあげて逃れようとしても路から逃れられない男たちなのである。(Sean Axmaker, Amazon.com)

内容(「キネマ旬報社」データベースより)

『銃撃』のモンテ・ヘルマン監督による傑作アメリカンニューシネマが初DVD化。南東方面へ向けシボレーを飛ばすザ・ドライバーとザ・メカニックは、ポンティアックに乗った男・GTOと互いの車を賭けた長距離レースを行なうことになる。

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21 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By わいじょん VINE™ メンバー
形式:DVD|Amazonが確認した購入
モンテ・ヘルマン作品はこれまで3作品がDVDで出てますけれど、この1番有名な作品がやっと!DVDになったというか、やっと!初めて見ることができて私は大興奮しております。アメリカンニューシネマの名作と言われてましたが、他の映画は何度もリバイバルされ名画座にかかりいろんなメディアでソフト化されてきてますけれど、これだけはどうしても見ることが出来なかったのです。正にそういった状況が呪われた映画と呼ばれ、私のように何十年も見れなかった人間には幻の映画だったのです。で、当然私は1シーン1シーンを食い入るように見た訳ですが、噂通り本当に地味な映画でしたねぇ。2人の若者が、賭けレースをしたり車を修理したり、おっさんや、お姉ちゃんと知り合って行動を共にしたりして旅をするだけ、ただそれだけの映画です。勿論伝説になっているくらいですから、1シーン1シーン食い入らせるだけのエモーショナルな画であり、またいい映画を観たという充実感はあるのですが、人によっては恐ろしく退屈な映画となるかも知れません。ニューシネマって今見ると結構退屈なつくりしているものも多いですけど、必ずセンセーショナルなシーンが入っててそれが脳裏にこびりつく訳ですが、この映画にはそれすらありません。ニューシネマって若者の鬱積した反逆精神がむき出しになって渦巻いている筈ですが、この映画はひたすら淡々と若者の鬱積した感情は内に籠もるのです。それでも静かにテーマを謳っている分、これからもずっと残る名作となるのはこちらの映画かも知れません。待ちに待ったソフト化ですので私はコレクターズ・エディションにしましたが、封入物の冊子はこれを単独で本屋で売っていたら2,000円では買わないなというものではあります。やっとこの映画に出会えるのが嬉しい人のみが、太めの解説書みたいなこのおまけも楽しめるんだと思います。
このレビューは参考になりましたか?
13 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By Bo-he-mian トップ500レビュアー
形式:DVD|Amazonが確認した購入
〈究極の無気力ロードムーヴィー〉
この映画をどう説明したらいいだろうか?街から街へ、ドラッグレースを渡り歩く2人の若者(ジェームズ・テイラー&デニス・ウィルソン)と、そこに転がり込んできた娘(ローリー・バード)。旅の途中で出会った、ポンティアックGTOを運転するオッサン(ウォーレン・オーツ)と、互いの車を賭けた、ワシントンDCまでのレース・・・
今から十数年前に、六本木のシネヴィヴァンでリバイバルを観た時に「こんな傑作があったのか!」と密かにこぶしを握りしめた。
しかし−
この映画は痛快なカーチェイスも、ドラマチックな展開も、洗練された会話も(それどころか車中で無言状態が延々と続くシーンもある)、オチも何もない。多くの観客が「映画」に求める要素が、ことごとく欠落している映画なのではないだろうか。その一方で、一部の映画ファンからは長年に亘り強く支持され続けてきた作品でもある。
では、何がこの映画の魅力なのだろうか。

〈モンテ・ヘルマン映画〉
アメリカン・ニューシネマの特集記事が雑誌に書かれると、決まって「断絶」は【'71年 米エスクァイア4月号の表紙を飾り、 The Movie of the Year にノミネートされた】と紹介される。このエスクァイア伝説に関しては後に述べるが、そもそも「断絶」はアメリカン・ニューシネマと呼べるのだろうか?
ハリウッドのメジャーシステムへの反抗を試みたニューシネマの精神的な背景には、ウォーターゲート事件やベトナム戦争などに対する、若者達の国や社会への不信があった。主人公(達)に悲劇的な結末が訪れるのも、アメリカの正義が偽善だったことへの怒りの表明、つまり、ニューシネマは当時の若者達の思想を強く反映した、体制への“反逆”のジャンルなのである。
しかし「断絶」には、そうした思想性が見当たらない。ラストはハッピーでもアンハッピーでもなく、物語(が、あるとすれば)は唐突にとぎれ、「断絶」されて終わる。
人生の目的もなく、さまよう路上にあるのは、倦怠感と孤独のみ・・・。我々は、60から70年代のアメリカを振り返る時、“カウンターカルチャー”という言葉でしばしばひと括りにしてしまうが、果たして、全ての若者達が社会に対する反抗心をもって生きていたのであろうか。カウンターカルチャーからさえも“ドロップアウト”した若者達のペシミズムを代弁している映画、そんな気がするのである。
この作風こそ、モンテ・ヘルマン監督の映画に共通するスタイルであり、本作の前に制作された西部劇「銃撃」「旋風の中に馬を進めろ」また、伝説のマカロニウェスタン「China 9, Liberty 37」といった作品に共通する、虚無感漂う物語は、もはやジャンル映画にあてはめることは難しく、強いて言うならば“モンテ・ヘルマン映画”としか言いようがないと、筆者は思うのである。

〈エスクァイア伝説の崩壊〉
いずれにせよ、60〜70年代のアメリカ映画の中でも、とりわけ神話的な位置づけにあった「断絶」だが、その背景にあるのは、エスクァイア誌の表紙を飾った映画だった、という事が大きいのでないだろうか。
この映画の製作で広報を担当していたスタッフが、脚本を同誌編集部に持ち込み、それを読んだ編集者が激賛。映画が完成する前に、堂々と表紙を飾ったばかりか、同誌が選出するベスト・ムーヴィー・オブ・ザ・イヤーにノミネート。これが永らく、映画ファンの間で伝説となっていたのである。
しかし、21世紀に入り、この伝説を覆す驚愕の事実が監督自身の口から語られた。エスクァイア編集部に持ち込まれた脚本は、完成前の3時間半に及ぶ内容のもの。しかし、実際に完成した映画は、オリジナル脚本の「半分にあたる1時間45分(実際には1H42Mか)まで短縮した」ものだった。映画は「彼らが予想していたものとは大きく違った」「卑怯者のカーレースだった」ため、エスクァイア編集部の担当者は、激怒したという。
このインタビューを聞いて、筆者を含めた何人の「断絶」ファンがのけぞった事だろう・・・。

モンテ・ヘルマンは、映画評論家や映画マニアからは強い支持を受ける一方で、興業惨敗を連発、「呪われた映画監督」の烙印を押されてメジャースタジオから完全に干されてしまう。
ヴィンセント・ギャロは当初「バッファロー66」をモンテ・ヘルマン監督で熱望したが、「ヘルマンが監督するなら金は出さない」とスタジオ側に言われて、泣く泣く自ら監督したと言われている。また「私は1セントたりとも興業で損した事はない」と豪語するB級映画の帝王・ロジャー・コーマンが唯一大赤字・惨敗を喫した映画がヘルマンが監督した「コックファイター」(いい映画なんですよ。闘鶏の試合に優勝するまで、絶対にしゃべらない誓いをたてた闘鶏師をウォーレン・オーツがいい味出して熱演してます!)・・・と、モンテ・ヘルマン伝説は尽きないが、このレビューもいつにも増して脱線&長くなってしまったので、「断絶」にリスペクトを表しつつ、この辺で唐突に筆を置くことにしましょう。
【燃え上がるPCの画面】END
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7 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By コマンチェロ トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
形式:DVD
この作品の主な登場人物は4人だけ。55年型シェビ−のドライバー(ミュージシャンのジェイムズ・テイラー)とメカニック(ビーチ・ボーイズのデニス・ウィルソン)、そしてこの2人の車に潜り込む女(ローリー・バード)とこの2人とレースをするポンティアックGTOの男(ウォーレン・オーツ)。話の中心はシュビーにのるドライバーとメカニックに絡む女が中心だが彼らの会話は最低限に抑えられ、ドライバーとメカニックのストイックともいえる車に対する愛情が彼等の行動で表現される。2人の男(ドライバーとメカニック)と1人の女というシチュエーションは「ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー」と似ているが、それは前半の部分だけで中盤以降は彼等と長距離レースをすることになるGTOの男と3人との会話やGTOの男自身の主張により彼らの目的のない生き様があらわになってくる(GTOの男を演じるウォーレン・オーツの演技なしにはこの作品は語れない)。
ひたすら荒野を走る車とガソリンスタンドでの休息、そしてレース。そんな空虚な時間を費やす4人、そして彼らの生き方が表現する世界は70年代を見事に表しているだけでなく、今観ると現代社会に生きる我々にも疑問を投げかけている感じがし、観終わった後も心に何か重く残るものがある。
モンテ・ヘルマンという監督はこの作品ではじめて知ったが、地味ではあるがなかなか深い作品を作る監督だと痛感し、「銃撃」など他の作品も観てみたいと思った。
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