グリム童話をモチーフにしたホラー小説の第二弾。
今回は「ヘンゼルとグレーテル」が、その題材となっています。
前作よりも、言葉遊び的な要素が強くなっており、
童話に描かれた象徴と暗喩を基に、数々の怪異が発生します。
〈グランギニョルの索引ひき〉によって予言された、
〈童話の泡禍〉によって引き起こされる怪異、という設定を活かした
仕掛けとなっており、前作よりもその傾向は強いです。
誰もが知る童話をベースにしているだけに、
劇中で発生する数々の事象を見ながら、読者も自分の記憶の中にある
童話を思い出し、その中から怪異を解き明かす鍵を無意識のうちに探る。
そして、解き明かされる謎とその解釈に驚く、という、
かなりのめり込み度の高い構造になっています。
「Missing」で提示された面白さとはまた違いますが、
物語を読み進む面白さは変わりません。
是非、読んでみて欲しい作品です。