前著はよくまとまっていたが、今作は蛇足であり、違和感を感じる。
まず、断捨離セミナーが大盛況という話題で始まるのが不快だった。
私が最も興味があるトピックは、同居人の大量のガラクタについてだ。
著者は、家族の物は許可なく捨てるな!他人から見たらゴミなのは当然!とし、
似たような飛行機のプラモデルを3台飾っている旦那は意味不明だが、
自分が飾っている麻布十番祭の団扇6枚は、ワクワクして最高!という。
本文でそのような例を挙げたはいいが、口絵のお部屋紹介にワクワク画像はなく、
モデルルームのような、撮影用の画像ばかりを選んでいると感じ、信用できない。
また、著者は実家の和室を埋め尽くす、母の洋服(50年モノ)を処分したかったが、
母親との軋轢を述べた次にはもう、今は和室は綺麗になったと記述しており、
最も読みたい解決の過程がごっそり抜け落ちているため、全く参考にならなかった。
他人から見たらゴミだ、という家族の物の取扱いは、2作目としてのキモになりえたと思う。
しかし、1作目の蛇足程度の内容であったため、読んでいてがっかりした。
断捨離ブームで、仕事が増えて忙しくて嬉しいという事はリアルに伝わってきた。
簡潔で明快なやましたひでこさんより、著者は精神面において大きく劣るように感じた。
この後、
ガラクタ捨てれば自分が見える―風水整理術入門 (小学館文庫)という本に出会ったが、
これから始める人は、この2002年に出版された本一冊のみの購入がベストだと思う。